
自己評価の時期が近づいてくると、「どう書けばいいんだろう」って悩んでしまいますよね。
看護師さんの毎日は本当に忙しくて、日々の業務に追われる中で自分の成長を振り返るって意外と難しいものなんですね。
「頑張った」って気持ちはあるけれど、それを具体的にどう文章にすればいいのか、そもそも何を書けば評価につながるのか、わからないことばかりかもしれません。
この記事では、看護師さんの自己評価の書き方について、基本的な構成から具体的な例文まで、わかりやすくお伝えしていきますね。
新人さんからベテランの方まで、それぞれの立場で使える実践的な方法をご紹介しますので、きっとあなたの自己評価作成のお役に立てると思いますよ。
看護師の自己評価は「成果+課題+目標」で書くのが基本です

看護師の自己評価は、「できたこと(成果)」「まだできていないこと(課題)」「これから目指すこと(目標)」の3つをセットで書くのが基本的な書き方なんですね。
そして、とても大切なのが「具体的に」書くことなんです。
「努力しました」「頑張りました」という抽象的な表現ではなく、数値や具体的な行動を入れることで、あなたの成長がはっきりと伝わるようになりますよ。
例えば、「患者さんとのコミュニケーションを大切にした」ではなく、「患者さん一人ひとりと毎日5分以上の会話時間を確保するよう心がけた」と書く方が、あなたの取り組みが明確になるんですね。
この基本をしっかり押さえることで、評価する側もあなたの努力や成長を正しく理解できるようになります。
なぜ「具体的に書く」ことが重要なのか
事実ベースの記述が信頼性を高めるから
自己評価では、主観的な感想よりも客観的な事実を書くことがとても大切なんですね。
なぜなら、評価する側は複数の看護師さんの評価を見比べて判断する必要があるからなんです。
「一生懸命やりました」という表現だと、その「一生懸命」のレベルが人によって違ってしまいますよね。
でも「記録漏れを防ぐためのチェックリストを作成し、部署全体で活用した結果、記録漏れが月3件から1件に減少した」と書けば、具体的な行動と成果が明確に伝わりますよね。
数値や具体的な行動を示すことで、あなたの取り組みが客観的に評価できるようになるんです。
成長過程を可視化できるから
2020年代以降、看護の現場では成長過程を可視化することが重視されるようになってきたんですね。
具体的に書くことで、半年前や1年前の自分と比べて、どこがどう成長したのかがはっきりわかるようになります。
これは上司や評価者だけでなく、あなた自身にとっても大きなメリットなんですよ。
「看護計画の達成率が80%から95%に向上した」という記録があれば、次の目標設定もしやすくなりますよね。
きっと、自分の成長を実感できることで、さらなるモチベーションにもつながるはずです。
SMART法則が現場で活用されているから
最近の医療現場では、目標管理にSMART法則という考え方が広く取り入れられているんですね。
SMART法則とは、Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性がある)、Time-bound(期限がある)の頭文字を取ったものなんです。
この法則に沿って自己評価を書くことで、より実践的で評価されやすい内容になるんですよ。
例えば「コミュニケーションスキルを向上させる」という目標より、「6月末までに、患者さん家族との面談時に傾聴スキルを活用し、満足度アンケートで平均4.0以上を目指す」という方が、SMART法則に沿った具体的な目標になりますよね。
第三者視点が評価の信頼性を高めるから
自己評価とはいえ、完全に自分の主観だけで書くのではなく、客観的な視点を取り入れることが大切なんですね。
同僚からのフィードバックや、患者さんからの感謝の言葉、チーム内での役割など、第三者から見たあなたの姿を含めると、より説得力が増すんです。
「自分では気づかなかったけれど、先輩から『後輩への指導が丁寧になった』と言われた」といった内容を加えることで、自己評価に厚みが出ますよね。
もしかしたら、日頃から周りの反応を意識しておくと、自己評価を書く時に役立つかもしれませんね。
経験年数別の自己評価の書き方とポイント
新人看護師さんの場合
新人さんの自己評価では、基本的な看護技術の習得と、チームの一員として働けるようになったことを中心に書くといいんですね。
「できなかったことができるようになった」という成長のプロセスを具体的に示すことが大切ですよ。
成果の例:
- 採血技術について、4月は10回中3回成功だったが、9月には10回中8回成功するようになった
- 先輩の指導のもと、受け持ち患者さんの看護計画を3件作成し、すべて実施できた
- 夜勤業務のマニュアルを自主的に作成し、同期の新人看護師と共有した
課題の例:
- 緊急時の判断に迷うことがあり、先輩への報告が遅れることがある
- 業務の優先順位づけがうまくできず、時間内に終わらないことがある
- 患者さんへの説明で専門用語を使いすぎてしまい、わかりにくいと感じることがある
目標の例:
- 次の半期までに、緊急度判断のフローチャートを理解し、適切なタイミングで報告できるようになる
- 毎日の業務開始時に優先順位リストを作成し、定時退勤を週3回以上達成する
新人さんの場合、完璧を目指すよりも「成長しようとしている姿勢」を見せることが大切なんですね。
中堅看護師さんの場合
中堅になると、個人の技術だけでなく、チーム全体への貢献や後輩育成についても書くことが期待されるようになりますよね。
リーダーシップや業務改善への取り組みをアピールするといいんですよ。
成果の例:
- 新人看護師2名の指導を担当し、両名とも基本的な看護技術を期限内に習得させることができた
- 業務効率化のため、申し送りシートを改良し、申し送り時間を平均30分から20分に短縮した
- 多職種カンファレンスで看護の視点から5回発言し、退院支援計画に反映された
課題の例:
- リーダー業務時に、スタッフ間の調整がうまくいかず、業務が遅れることがあった
- 看護研究への取り組みが不十分で、計画段階で止まってしまっている
- 後輩への指導方法が画一的で、個々の特性に合わせた指導ができていない
目標の例:
- 6月までにリーダーシップ研修に参加し、学んだ内容を月1回のリーダー業務で実践する
- 看護研究のテーマを12月までに確定し、データ収集を開始する
- 後輩3名それぞれの成長記録をつけ、個別性のある指導計画を立てる
中堅の方は、自分の成長だけでなく、周りへの影響力も評価のポイントになるんですね。
ベテラン看護師さんの場合
ベテランの方は、組織全体への貢献や、専門性の向上、人材育成の成果を中心に書くといいですよね。
長年の経験を活かした取り組みや、部署全体の質向上につながる活動をアピールしましょう。
成果の例:
- 病棟の看護記録監査を担当し、記録の質が前年度比で15%向上した
- 中堅看護師3名のプリセプターを務め、全員がクリニカルラダーで1段階上昇した
- 残業削減プロジェクトのリーダーとして、部署全体の残業時間を月平均40時間から28時間に削減した
- 専門性を活かし、褥瘡予防対策委員として院内研修を2回実施し、褥瘡発生率が0.8%減少した
課題の例:
- 電子カルテの新機能について理解が不十分で、若手スタッフに質問することがある
- 最新のエビデンスに基づいた看護実践の更新が追いついていない部分がある
- 管理業務に時間を取られ、直接的な患者ケアの時間が減少している
目標の例:
- 認定看護師の資格取得を目指し、今年度中に受験に必要な研修を受講する
- 毎月1本以上の看護論文を読み、学んだ内容をカンファレンスで共有する
- 次世代のリーダー育成のため、主任候補者2名にOJTで業務を任せる機会を月2回以上設ける
ベテランの方は、自分の専門性をさらに高めつつ、組織全体の底上げに貢献していることを示すといいんですね。
実際に使える自己評価の例文とテンプレート
例文1:新人看護師の技術習得について
【成果】
採血・点滴の技術習得に重点を置いて取り組みました。
4月の配属当初は採血の成功率が30%程度でしたが、先輩からの指導を受けながら毎日3件以上の実施を心がけ、9月時点で成功率80%まで向上させることができました。
また、手技のポイントをノートにまとめ、同期の看護師と共有することで、チーム全体のスキルアップにも貢献できたと考えています。
【課題】
基本技術は習得できてきましたが、患者さんの状態変化に気づくアセスメント力がまだ不十分だと感じています。
特に、バイタルサインの数値だけでなく、表情や訴えから異常を察知する力を身につける必要があります。
【目標】
次の評価期間までに、受け持ち患者さんの観察項目を事前に整理し、申し送り時に気づいた変化を具体的に報告できるようになることを目指します。
そのために、毎日の受け持ち患者さんについて、観察ポイントをカルテに記載し、先輩に確認していただく習慣をつけます。
この例文では、数値を使って成長を示しつつ、前向きな姿勢が伝わるように書かれていますよね。
例文2:中堅看護師のチーム貢献について
【成果】
業務効率化プロジェクトのメンバーとして、病棟の申し送り方法を見直しました。
従来の口頭申し送りに加えて、重要ポイントを記載したシートを導入した結果、申し送り時間を平均30分から20分に短縮できました。
この取り組みにより、病棟全体で月間約50時間の業務時間削減につながり、その分を患者ケアの時間に充てることができるようになりました。
また、新人看護師2名の実地指導者として、基本的な看護技術の習得をサポートし、両名とも予定通り独り立ちすることができました。
【課題】
リーダー業務を担当する際、スタッフの業務量を均等に配分することが難しく、一部のスタッフに負担が偏ってしまうことがありました。
各スタッフの得意分野や経験年数を考慮した、より適切な業務配分のスキルが必要だと感じています。
【目標】
次期評価期間では、リーダーシップ研修に参加し、効果的なチームマネジメントの手法を学びます。
学んだ内容を月1回以上のリーダー業務で実践し、スタッフからのフィードバックを記録することで、マネジメントスキルの向上を図ります。
また、看護研究のテーマを確定し、12月までにデータ収集を開始することを目指します。
中堅の方の例文では、チームへの影響や組織貢献が具体的に示されているのがポイントなんですね。
例文3:ベテラン看護師の専門性向上について
【成果】
感染管理認定看護師として、院内の感染対策を統括しました。
具体的には、手指衛生遵守率の向上を目標に、各病棟のラウンドを週2回実施し、スタッフへの直接指導を行った結果、手指衛生遵守率が75%から92%に向上しました。
また、新型感染症対応マニュアルの改訂を主導し、全スタッフ対象の研修を5回実施することで、院内感染発生件数を前年度比30%削減することができました。
さらに、中堅看護師3名のキャリア支援を行い、うち1名が認定看護師教育課程への進学を決定しました。
【課題】
専門分野での活動が増える一方で、病棟での直接的な患者ケアに携わる時間が減少しています。
専門性と臨床実践のバランスを保ちながら、現場感覚を維持していく工夫が必要だと感じています。
また、最新の医療機器や電子カルテシステムへの対応において、若手スタッフに学ぶ場面もあり、継続的な学習が必要です。
【目標】
専門分野の知識をさらに深めるため、感染管理に関する国際学会への参加を計画しています。
学んだ最新のエビデンスを院内で共有し、感染対策マニュアルに反映させます。
また、月に2回は病棟勤務に入り、スタッフと共に患者ケアに携わることで、現場の課題を直接把握し、より実践的な指導ができるようにします。
次世代リーダーの育成にも力を入れ、主任候補者2名に対して段階的に管理業務を委譲し、OJTによる育成を進めます。
ベテランの方の例文では、組織全体への影響力と、自己研鑽の姿勢の両方が表現されているのが特徴ですよね。
使いやすい基本テンプレート
どの経験年数の方にも使える基本テンプレートをご紹介しますね。
【業務遂行・技術面】
・取り組んだこと:(具体的な行動)
・成果:(数値や具体例)
・課題:(改善が必要な点)
・今後の目標:(期限と具体的な行動)
【チーム貢献・コミュニケーション】
・取り組んだこと:(具体的な行動)
・成果:(チームや患者さんへの影響)
・課題:(改善が必要な点)
・今後の目標:(期限と具体的な行動)
【自己研鑽・専門性向上】
・取り組んだこと:(研修参加、資格取得など)
・成果:(学んだことの実践例)
・課題:(さらに学びたいこと)
・今後の目標:(期限と具体的な行動)
このテンプレートを使えば、書くべき内容が整理しやすくなるかもしれませんね。
自己評価を書く時の注意点とコツ
過大評価も過小評価も避けましょう
自己評価では、自分を正しく評価することがとても大切なんですね。
謙遜しすぎて自分の成果を小さく書きすぎると、本当の頑張りが伝わらないことがありますよ。
逆に、できていないことをできたように書くのも、後々の評価や目標設定に影響してしまいます。
一般的には、自己評価は実際の評価よりも1段階高めに書くのが適切とされているんですね。
「まあまあできた」と感じることは「できた」と書き、「できた」と感じることは「十分にできた」と書くイメージですよ。
主観的な表現を客観的に言い換える
「頑張りました」「努力しました」という主観的な表現は、できるだけ具体的な行動に置き換えるといいんですね。
主観的な表現の例:
- 「患者さんとのコミュニケーションを頑張りました」
- 「業務効率化に努めました」
- 「チームワークを大切にしました」
客観的な表現の例:
- 「患者さん一人ひとりと毎日5分以上の対話時間を設け、傾聴を心がけました」
- 「業務手順を見直し、記録作成時間を1件あたり15分から10分に短縮しました」
- 「週1回のミーティングで積極的に意見を述べ、業務改善提案を3件行いました」
このように言い換えることで、あなたの取り組みがより明確に伝わりますよね。
成長のプロセスを大切に
結果だけでなく、そこに至るまでのプロセスも評価のポイントになるんですよ。
「できませんでした」で終わるのではなく、「できるようになるために○○という工夫をしました」という書き方をすると、前向きな印象になりますよね。
例えば「点滴の管理がうまくできなかったが、先輩に相談して確認項目リストを作成し、現在は自信を持って実施できるようになった」という書き方なら、成長過程が見えて評価されやすくなるんです。
失敗や課題も、それをどう乗り越えようとしているかを示すことで、プラスの評価につながる可能性がありますよ。
期限と達成基準を明確にする
目標を書く時は、「いつまでに」「どのレベルまで」達成するのかを明確にすることが大切なんですね。
SMART法則のTime-bound(期限がある)とMeasurable(測定可能)の要素を意識するといいですよ。
曖昧な目標の例:
- 「コミュニケーション能力を向上させる」
- 「看護技術を習得する」
- 「リーダーシップを発揮する」
明確な目標の例:
- 「6月末までに、患者満足度アンケートで『コミュニケーション』項目の評価を4.0以上にする」
- 「12月までに、心電図モニターの異常波形を5パターン判読できるようになる」
- 「次の評価期間中に、リーダー業務を月2回以上担当し、業務終了時のスタッフ満足度を平均4.0以上にする」
このように具体的に書くことで、達成したかどうかが明確に判断できるようになりますよね。
クリニカルラダーとの連動を意識する
多くの医療機関では、クリニカルラダーという看護師の能力評価システムが導入されているんですね。
自己評価を書く時は、自分が現在どのレベルにいて、次のレベルに必要な能力は何かを意識すると、目標が立てやすくなりますよ。
ラダーの各レベルに設定されている達成基準を参考にしながら、自分の成果や目標を記述すると、評価する側にも伝わりやすくなるんです。
もしかしたら、所属施設のラダー基準を改めて確認してみると、書くべき内容のヒントが見つかるかもしれませんね。
まとめ:自己評価は成長を実感する大切な機会です
看護師の自己評価の書き方について、ここまで詳しくお伝えしてきましたね。
基本は「成果+課題+目標」の3つをセットで、具体的に書くことでしたよね。
抽象的な表現ではなく、数値や具体的な行動を示すことで、あなたの努力や成長がしっかりと伝わるようになります。
新人さんは基本技術の習得と成長のプロセスを、中堅の方はチーム貢献や後輩育成を、ベテランの方は組織全体への影響力と専門性の向上を中心に書くといいんでしたね。
SMART法則を活用して、具体的で測定可能な目標を設定することも、とても大切なポイントでした。
自己評価は、評価されるためだけのものではなく、自分自身の成長を振り返り、次のステップを考える貴重な機会なんですね。
過大評価も過小評価もせず、自分の今の姿を正直に見つめることで、本当に必要な成長の方向性が見えてくるはずですよ。
この記事でご紹介したテンプレートや例文を参考にしながら、あなたらしい自己評価を書いてみてくださいね。
忙しい毎日の中で立ち止まって自分を振り返る時間は、きっとあなたの看護師としてのキャリアにとって、大きな意味を持つ時間になると思いますよ。
あなたの成長を言葉にしてみませんか
自己評価を書くのは、正直面倒だなって思うこともありますよね。
でも、この作業を通して、自分がこの半年間、この1年間でどれだけ成長したかに気づくことができるんです。
日々の忙しさの中では見えにくい、小さな成長や変化も、こうして文章にすることで初めて実感できることがありますよね。
「あれ、自分って意外と頑張ってたんだな」って思えたら、それだけでも自己評価を書く価値があるのかもしれませんね。
最初から完璧な文章を書こうとしなくても大丈夫ですよ。
まずは思いつくことを箇条書きにして、それを少しずつ具体的な文章にしていけばいいんです。
この記事が、あなたの自己評価作成の助けになれば、とても嬉しく思います。
自信を持って、あなたの成長を言葉にしてみてくださいね。