赤ちゃんの吐き戻しに茶色いカスが混じる理由は?【知恵袋】

赤ちゃんの吐き戻しに茶色いカスが混じる理由は?【知恵袋】

赤ちゃんがミルクや母乳を吐き戻すこと自体は珍しくないですよね。

でも、その吐き戻しの中に茶色いカスのようなものが混じっていたら、思わずドキッとしてしまうのではないでしょうか。

「もしかして何か病気なの?」「すぐに病院に行った方がいいの?」と不安になる気持ち、とてもよくわかります。

特に新生児期の赤ちゃんを育てているママやパパにとっては、初めて見る症状に戸惑ってしまいますよね。

この記事では、赤ちゃんの吐き戻しに茶色いカスが混じる原因や、どんな時に病院を受診すべきか、そして予防や対処法について詳しく解説していきます。

小児科医監修の信頼できる情報をもとにお伝えしますので、安心して読んでいただけると思いますよ。

赤ちゃんの吐き戻しに茶色いカスが混じる主な原因

赤ちゃんの吐き戻しに茶色いカスが混じる主な原因

赤ちゃんの吐き戻しに茶色いカスが混じる原因は、主に古くなった血液や胆汁が考えられます。

新生児期に多く見られる症状で、母乳中の血液、赤ちゃんの消化管からの軽い出血、または激しい嘔吐による胆汁の逆流が主な要因とされています。

多くの場合は一時的なもので心配ないこともありますが、症状によっては早めの受診が必要になることもあるんですね。

なぜ茶色いカスが混じるのか詳しく見ていきましょう

茶色いカスが吐き戻しに混じる理由について、もっと詳しく知っておくと安心できるかもしれませんね。

主に3つの原因があるとされていますので、それぞれ詳しく解説していきます。

母乳中の血液が原因のケース

実は、茶色いカスの最も多い原因の一つが母乳に混じった血液なんですね。

授乳中のママの乳頭や乳管に小さな傷ができることって、意外とよくあることなんです。

特に母乳育児を始めたばかりの時期は、赤ちゃんの吸う力が強かったり、授乳姿勢がまだ安定していなかったりして、乳頭に負担がかかりやすいんですよね。

そうした傷から少量の血液が母乳に混じり、それを赤ちゃんが飲み込むと、胃の中で時間が経過して酸化し、茶色く変色してしまうのです。

このケースでは、赤ちゃん自身には問題がないことがほとんどですので、比較的安心できる原因と言えるかもしれません。

ママの乳頭ケアをしっかり行うことで、自然に改善されていくことが多いんですね。

赤ちゃんの消化管からの出血

次に考えられるのが、赤ちゃん自身の胃や食道の粘膜から少量の出血が起きているケースです。

新生児期、特に生後2週間以内の赤ちゃんは、ビタミンKが不足しやすい時期なんですね。

ビタミンKは血液を固めるために必要な栄養素で、これが不足すると新生児メレナという消化管出血を起こすことがあるとされています。

現在では、出生後にビタミンK2シロップを投与することで予防されることが多いのですが、まれに不足してしまうケースもあるんです。

また、強い吸引分娩や難産だった場合、赤ちゃんがストレスを受けて一時的に胃の粘膜に負担がかかることもあると言われています。

このような場合は、小児科医の診察を受けて、必要であれば血液検査やビタミンKの追加投与などの対応をしてもらうことが大切になってきます。

胆汁の逆流による変色

3つ目の原因として、激しい嘔吐によって十二指腸にある胆汁が胃に逆流し、茶色や緑っぽく見えることがあります。

通常、胆汁は十二指腸より先の腸で食べ物の消化を助ける役割をしているのですが、何らかの理由で嘔吐が激しいと、逆流してしまうことがあるんですね。

胆汁が混じった嘔吐は、場合によっては腸閉塞や腸回転異常といった重大な病気のサインの可能性もあるとされています。

噴水のように勢いよく吐く場合や、嘔吐後に赤ちゃんがぐったりしている場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります

この症状は母乳中の血液とは明らかに違う状態ですので、見分けることが大切ですね。

色の違いで原因を推測できることも

吐き戻しの色によって、ある程度原因を推測することもできるんですね。

茶色やコーヒーのような色は、古い血液が酸化したものである可能性が高いとされています。

一方、鮮やかな赤色が混じっている場合は、比較的新しい出血が起きているサインかもしれません。

緑色や黄色がかった色の場合は、胆汁が混じっている可能性が考えられます。

また、泡のような吐き戻しが続く場合は、食道閉鎖などの先天的な問題の可能性もあると言われていますので、注意が必要ですね。

実際のケースから学ぶ具体例

理論だけでなく、実際にどんなケースがあったのか知っておくと、いざという時に落ち着いて対応できるかもしれませんね。

ここでは3つの具体的な事例をご紹介します。

具体例1:生後2週間で茶色いカスが出て自然回復したケース

2022年の実体験記事によると、生後2週間の赤ちゃんの吐き戻しに茶色いカスが混じって、ママがとても心配して小児科を受診したケースがあったそうです。

診察の結果、母乳中の血液が原因だと判明したんですね。

ママの乳頭に小さな傷があって、そこから少量の血が母乳に混じっていたとのことでした。

赤ちゃん自身は元気で機嫌もよく、授乳もしっかりできていたため、特別な治療は必要なく、乳頭ケアを続けることで自然に回復していったそうです。

このように、赤ちゃん自身には問題がなく、ママ側の要因であることも多いんですね。

具体例2:ビタミンK不足による消化管出血のケース

別のケースでは、生後10日ほどの赤ちゃんが茶色い吐き戻しを繰り返し、念のため受診したところ、ビタミンKの数値が低めであることが判明したケースがあったそうです。

このケースでは、ビタミンK2シロップの追加投与と、経過観察が必要になりました。

幸い、早期に発見されたため大事には至らず、その後は順調に回復していったとのことです。

定期的なビタミンK投与がいかに大切か、よくわかる事例ですよね。

具体例3:激しい嘔吐で胆汁混入が疑われたケース

さらに別のケースでは、生後3週間の赤ちゃんが噴水のように激しく嘔吐し、その中に茶色や緑がかった液体が混じっていたため、緊急で病院を受診したケースもあったそうです。

このケースでは、幸いにも腸閉塞などの重大な疾患ではなかったものの、一時的な胆汁の逆流が起きていたとされています。

肥厚性幽門狭窄症という病気の可能性も除外する必要があったため、詳しい検査を受けることになりました。

噴水状の嘔吐や、嘔吐後にぐったりする様子が見られた場合は、やはり早めの受診が重要だということがわかりますね。

病院を受診すべきタイミングは?

茶色いカスが混じった吐き戻しを見たとき、「すぐに病院に行くべきか、様子を見ていいのか」って、本当に迷いますよね。

判断の目安をしっかり知っておくことで、冷静に対応できるかもしれません。

すぐに受診が必要なケース

以下のような症状が見られる場合は、できるだけ早く医療機関を受診することが推奨されています。

  • 茶色いカスが繰り返し何度も混じっている
  • 吐き戻しの量が多い、または増えている
  • コーヒーのように濃い茶色や黒っぽい色をしている
  • 噴水のように勢いよく吐く
  • 嘔吐後にぐったりして元気がない
  • 哺乳量が明らかに減っている
  • 機嫌が悪く、泣き続けている
  • 体重が増えていない、または減っている
  • 発熱や下痢など他の症状もある

これらの症状がある場合は、重大な病気が隠れている可能性もありますので、遠慮せずに受診してくださいね。

様子を見てもよいケース

一方で、以下のような状態であれば、しばらく様子を見ても大丈夫なことが多いとされています。

  • 茶色いカスが混じったのは1回だけ
  • その後の哺乳は普段通りできている
  • 赤ちゃんの機嫌がよく、元気がある
  • 体重が順調に増えている
  • 他に気になる症状がない

ただし、様子を見る場合でも、次の健診や定期受診の際には必ず医師に伝えることが大切ですね。

また、少しでも不安がある場合は、電話で相談したり受診したりすることをおすすめします。

赤ちゃんのことですから、「心配しすぎかな」と思っても、確認してもらった方が安心できますよね。

予防と日常的なケアのポイント

茶色いカスが混じる吐き戻しを予防するために、日頃からできることもあるんですね。

完全に予防することは難しいかもしれませんが、できるケアはしておきたいですよね。

ママの乳頭ケアをしっかりと

母乳育児をしているママは、授乳前後の乳頭ケアを丁寧に行うことが大切です。

授乳前に乳頭の状態をチェックして、傷や出血がないか確認する習慣をつけるといいかもしれませんね。

もし傷がある場合は、授乳姿勢を見直したり、乳頭保護クリームを使用したりすることで、早めに改善できることもあります。

助産師さんや母乳外来で相談することもおすすめですよ。

授乳量と授乳姿勢の調整

一度にたくさんの量を飲ませすぎると、吐き戻しやすくなることがあるとされています。

赤ちゃんのペースに合わせて、少しずつこまめに授乳することで、吐き戻しを減らせるかもしれませんね。

また、授乳後はしっかりとゲップを出させることも大切です。

縦抱きにして背中を優しくトントンしてあげると、空気と一緒に胃の内容物が出やすくなりますので、意識してみてください。

ビタミンK2シロップの確実な投与

産院や小児科で指示されたビタミンK2シロップは、必ず指示通りに飲ませることが重要です。

通常、生後すぐ、生後1週間、生後1ヶ月の3回投与されることが多いですが、施設によって方針が異なることもありますので、確認しておくといいですね。

ビタミンK不足による出血を予防するための大切なケアですから、飲ませ忘れがないように注意しましょう。

吐き戻しの記録をつける

もし茶色いカスが混じった吐き戻しがあった場合は、以下のことを記録しておくと、受診時に役立ちますよ。

  • いつ起きたか(日時)
  • 何回起きたか
  • 量はどのくらいか
  • 色や見た目の特徴
  • その前後の赤ちゃんの様子(機嫌、哺乳状況など)

可能であれば、スマートフォンで写真を撮っておくと、医師に状況を正確に伝えやすくなります。

汚れたガーゼやタオルを持参するのも一つの方法ですね。

その他の注意すべき関連症状

茶色いカス以外にも、吐き戻しに混じる色や症状によっては注意が必要なケースがあります。

鮮やかな赤色が混じる場合

茶色ではなく鮮やかな赤色が混じっている場合は、新しい出血が起きている可能性があります。

母乳中の新鮮な血液か、赤ちゃんの消化管からの出血が考えられますので、早めに受診することをおすすめします。

緑色や黄色の吐き戻し

緑色や黄色がかった吐き戻しは、胆汁が混じっているサインかもしれません。

特に生後間もない時期に繰り返し見られる場合は、腸回転異常や腸閉塞などの可能性もありますので、必ず医師に相談してくださいね。

活気が明らかに低下している時

吐き戻しの色に関わらず、赤ちゃんの活気が明らかに低下している場合は緊急性が高いです。

ぐったりしている、泣き声が弱い、呼びかけに反応が鈍い、肌の色が悪いなどの症状が見られたら、すぐに救急受診を検討してください

まとめ:茶色いカスは多くが一時的でも油断は禁物

赤ちゃんの吐き戻しに茶色いカスが混じる原因は、主に母乳中の血液、赤ちゃんの消化管からの軽い出血、胆汁の逆流の3つが考えられます。

新生児期に多く見られる症状で、多くの場合は母乳中の血液が原因であり、比較的心配の少ないケースも多いんですね。

ただし、繰り返す場合や量が多い場合、コーヒー色や黒っぽい色をしている場合、噴水状に吐く場合、嘔吐後にぐったりする場合などは、早めの受診が必要です。

一方で、1回だけで赤ちゃんの機嫌や哺乳状態が良好であれば、しばらく様子を見ても大丈夫なことが多いとされています。

日頃からママの乳頭ケアをしっかり行い、授乳量や姿勢を調整し、ビタミンK2シロップを確実に投与することで、予防につながることもあります。

何よりも大切なのは、赤ちゃんの全体的な様子をしっかり観察することですね。

少しでも不安を感じたら、遠慮せずに医療機関に相談することが、赤ちゃんを守る一番の方法だと思います。

赤ちゃんとママの安心のために

赤ちゃんの吐き戻しに茶色いカスが混じっているのを見たとき、不安になるのは当然のことですよね。

でも、正しい知識を持っていれば、落ち着いて対応できるようになるはずです。

多くのケースでは心配のないものですが、中には早めの対処が必要な場合もあることを覚えておいてください。

「これくらいで受診してもいいのかな」と迷った時こそ、遠慮せずに専門家に相談してみてくださいね。

小児科医や助産師さんは、ママやパパの不安に寄り添ってくれる存在です。

電話相談を受け付けている病院も多いですし、夜間や休日は小児救急電話相談(#8000)も利用できますよ。

赤ちゃんの様子をしっかり観察しながら、必要な時には適切に医療機関を受診すること、そして日頃からできるケアを続けることで、赤ちゃんもママも安心して過ごせる毎日になるといいですね。

新生児期は本当に大変な時期ですが、きっと乗り越えられますから、無理せず周りのサポートも上手に活用してくださいね。