
ベッドに入ってリラックスしようとしたとき、ふと息が止まるような感覚に襲われたこと、ありませんか?
「あれ、呼吸が止まってる?」と不安になって目が覚めてしまったり、なんとなく息苦しさを感じながら眠りにつくのって、本当に心配になりますよね。
実はこの「寝ようとすると息が止まる」という症状、決して珍しいことではないんです。多くの方が同じような経験をされていて、中には睡眠時無呼吸症候群という病気が関係しているケースもあるんですね。
この記事では、なぜ寝ようとすると息が止まるのか、その原因や対処法について、わかりやすく解説していきます。
読んでいただければ、きっとあなたの不安が少しでも軽くなって、安心して眠りにつくためのヒントが見つかるかもしれませんよ。
寝ようとすると息が止まる原因は睡眠時無呼吸症候群かもしれません

寝ようとすると息が止まる症状の多くは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と関連しているとされています。
睡眠時無呼吸症候群というのは、眠っている間に何度も呼吸が止まってしまう病気なんですね。
主に2つのタイプがあって、気道が物理的に塞がってしまう「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)」と、脳からの呼吸指令がうまく伝わらない「中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)」に分かれます。
どちらのタイプも、放置しておくと健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるので、早めに気づいて対処することが大切なんです。
もしかしたらあなたが感じている息苦しさも、この睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれませんね。
なぜ寝ようとすると息が止まるのでしょうか
寝ようとすると息が止まる理由には、いくつかのメカニズムが関係しているんです。
ここでは、その主な原因について詳しく見ていきましょう。
気道が物理的に塞がってしまうケース
閉塞性睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に喉や気道の上気道が狭くなったり塞がったりすることで呼吸が止まってしまいます。
眠りに入ると、私たちの体の筋肉は自然とリラックスしていきますよね。
このとき、喉周りの筋肉も緩んでしまうので、気道が狭くなりやすくなるんです。
特に仰向けで眠っていると、重力の影響で舌や軟口蓋(上あごの奥の柔らかい部分)が気道の方に落ち込んでしまって、空気の通り道を塞いでしまうことがあるんですね。
これがまさに「息が止まる」状態を引き起こしているんです。
肥満や首周りの脂肪が影響している
体重が増えて首周りに脂肪がつくと、それが気道を外側から圧迫してしまいます。
肥満の方は特に気道が狭くなりやすく、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高くなるとされているんですね。
最近体重が増えたなと感じている方は、もしかしたらそれが息苦しさの原因になっているかもしれません。
扁桃腺の肥大やアレルギー性鼻炎も原因に
扁桃腺が大きくなっていたり、アレルギー性鼻炎で鼻が詰まっていたりすると、それだけで気道が狭くなってしまいます。
特にお子さんの場合は扁桃腺の肥大が原因で睡眠時無呼吸症候群になることもあるんですよ。
鼻づまりがひどい方は、口呼吸になりやすくて、それがさらに気道を狭くする原因になってしまうこともあるんです。
舌の位置や顎の形状も関係している
舌の付け根の位置が通常より後ろにあったり、顎が小さかったりすると、もともと気道のスペースが狭くなっているんですね。
こういった体の構造的な特徴も、寝ようとすると息が止まる原因になることがあります。
脳からの呼吸指令がうまく伝わらないケース
中枢性睡眠時無呼吸症候群では、脳の呼吸中枢の働きが悪くなり、呼吸の指令が筋肉にうまく伝わらないことが原因なんです。
通常、私たちは無意識のうちに呼吸をしていますよね。
これは脳の呼吸中枢が「息を吸って」「息を吐いて」という指令を自動的に出しているからなんです。
でもこの機能が不安定になると、睡眠中に一時的に呼吸指令が出なくなってしまって、息が止まることがあるんですね。
心不全や脳卒中が影響することも
慢性心不全や脳卒中(脳梗塞、脳出血)といった病気が原因で、呼吸中枢の機能が不安定になることがあります。
特に心臓の機能が低下していると、横になったときに血液が心臓に戻りやすくなって、肺の血管に血液が溜まってしまうんです。
これが息切れや息苦しさを引き起こすことがあるんですね。
もし動悸や胸の圧迫感、足のむくみなども感じている場合は、循環器系の問題が隠れている可能性もあるので注意が必要かもしれません。
一時的に症状を悪化させる要因
もともと睡眠時無呼吸症候群の傾向がある方は、日常生活の中のちょっとしたことで症状が悪化してしまうことがあります。
寝る前のアルコール摂取
就寝前のアルコール摂取は、喉の筋肉を弛緩させて気道を狭くするため、息が止まりやすくなってしまいます。
「寝酒」として少しお酒を飲むのが習慣になっている方もいるかもしれませんが、実は睡眠の質を下げてしまう可能性があるんですね。
睡眠薬の影響
一部の睡眠薬は呼吸を抑制する作用があるため、注意が必要です。
睡眠薬を服用していて息苦しさを感じる場合は、お医者さんに相談してみるといいかもしれませんね。
疲労やストレス
過度の疲労やストレスも、睡眠時無呼吸症候群の症状を悪化させる要因になります。
忙しい日々を過ごしている方は、知らず知らずのうちに体に負担をかけてしまっているのかもしれません。
低酸素状態が体に与える影響
呼吸が止まると、体内に取り込まれる酸素が減少してしまいます。
この低酸素状態が続くと、脳や心臓などの重要な臓器に大きな負担がかかってしまうんです。
夜間の低酸素状態を放置していると、高血圧、心不全、脳卒中などの深刻な健康リスクが高まるとされています。
だからこそ、「たかが寝苦しいだけ」と軽く考えずに、しっかりと向き合うことが大切なんですね。
寝ようとすると息が止まる具体的なケース
ここでは、実際にどんな状況で息が止まりやすいのか、具体的なケースをいくつか見ていきましょう。
ケース1:仰向けで寝ているときに息が止まる
多くの方が経験しているのが、仰向けで眠っているときに息が止まりやすくなるというケースです。
先ほども触れましたが、仰向けの姿勢では重力の影響で舌や軟口蓋が気道の方に落ち込みやすくなるんですね。
このとき、いびきをかいている方も多いかもしれません。
いびきは気道が狭くなっているサインなので、そこからさらに気道が塞がると完全に呼吸が止まってしまうことがあるんです。
横向きで寝ると改善されることも
横向きで寝ることで気道の閉塞が改善される場合があるとされています。
舌や軟口蓋が横にずれるため、気道が確保されやすくなるんですね。
仰向けで寝ると息苦しさを感じる方は、横向きの姿勢を試してみるといいかもしれません。
抱き枕などを使うと、横向きの姿勢を保ちやすくなりますよ。
ケース2:お酒を飲んだ日の夜
「今日は楽しくお酒を飲んだな」という夜、いつもより息苦しさを感じることはありませんか?
アルコールは筋肉を緩める作用があるので、喉周りの筋肉も緩んでしまって気道が狭くなりやすいんです。
普段は気にならない程度の方でも、お酒を飲んだ日だけ息が止まる感覚を覚えることがあるんですね。
寝る数時間前までにお酒を控えめにすることで、症状が軽減されるかもしれません。
ケース3:体重が増えてから症状が出始めた
「最近太ったかも」と感じている頃から、寝苦しさや息が止まる感覚が出始めたという方も少なくありません。
体重が増加すると睡眠時無呼吸症候群が悪化し、減量すると改善することが多いとされているんです。
首周りや喉周辺に脂肪がつくことで、気道が圧迫されてしまうんですね。
もし心当たりがある方は、無理のない範囲で体重管理を意識してみるといいかもしれません。
少しずつでも体重が減ると、呼吸がしやすくなったと感じる方もいるんですよ。
ケース4:日中に強い眠気を感じる
寝ようとすると息が止まる症状がある方の中には、日中に強い眠気を感じるという方も多いんです。
夜間に何度も呼吸が止まると、その度に脳が目覚めてしまって、深い眠りに入れないんですね。
本人は気づいていなくても、実は一晩に何十回、場合によっては何百回も呼吸が止まっていることもあるんです。
その結果、睡眠中の低酸素状態によって、日中に強い眠気が出現したり、自律神経が乱れたりしてしまいます。
寝汗をかく方も
寝汗も無呼吸による心拍数と血圧の変動が原因で起こることがあります。
朝起きたときに「なんだか汗をかいているな」と感じることが多い方は、もしかしたら夜間に無呼吸が起こっているかもしれませんね。
ケース5:心臓に不安がある方の息苦しさ
心臓の機能が低下している方は、横になると息苦しさを感じやすくなります。
就寝時に横になると血液が心臓に戻りやすくなって、心臓機能が低下していると肺の血管に血液が溜まってしまうんです。
これが息切れを引き起こすんですね。
夜間の息苦しさに加えて、動悸や胸の圧迫感、足のむくみなどがある場合は循環器疾患が疑われるため、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
ケース6:いびきを指摘されたことがある
家族やパートナーから「いびきがすごいよ」と言われたことはありませんか?
いびきは気道が狭くなっているサインで、そこからさらに進行すると完全に気道が塞がって無呼吸になることがあるんです。
特に「いびきが急に止まる」「その後苦しそうに大きく息を吸う」といった様子を指摘されたことがある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いかもしれません。
寝ようとすると息が止まるときの対策
では、実際にどうすれば息が止まる症状を改善できるのでしょうか。
ここでは、自分でできる対策から医療機関での治療まで、幅広くご紹介していきますね。
まずは生活習慣を見直してみましょう
横向きで寝る習慣をつける
先ほども触れましたが、横向きで寝ることで気道の閉塞が改善される場合があるんです。
抱き枕を使ったり、背中にクッションを置いたりして、横向きの姿勢を保ちやすくする工夫をしてみてください。
慣れるまでは少し違和感があるかもしれませんが、続けていくうちに自然と横向きで眠れるようになりますよ。
体重管理に取り組む
もし体重が増えてきているなと感じている方は、無理のない範囲で減量に取り組んでみるのもいいかもしれません。
体重が増加すると睡眠時無呼吸症候群が悪化し、減量すると改善することが多いとされています。
急激なダイエットは体に負担をかけてしまうので、バランスの良い食事と適度な運動を心がけることが大切ですね。
寝る前のアルコールを控える
就寝前のアルコール摂取は気道を狭くしてしまうので、できるだけ控えめにしましょう。
どうしても飲みたいときは、寝る3時間前くらいまでにしておくといいかもしれませんね。
鼻づまりを改善する
アレルギー性鼻炎などで鼻が詰まっている方は、まずその治療に取り組むことも大切です。
鼻が通るようになれば、口呼吸から鼻呼吸に変わって、気道が確保されやすくなるんですよ。
医療機関での診断と治療
自分でできる対策を試してもなかなか改善しない場合や、症状が深刻な場合は、やはり医療機関を受診することをおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群の検査
医療機関では、睡眠中の呼吸状態や血中酸素濃度を測定する検査を行うことができます。
自宅でできる簡易検査から、入院して行う精密検査まで、症状に応じて適切な検査を選んでもらえるんですね。
検査によって無呼吸の回数や重症度がわかれば、それに応じた治療方法を提案してもらえます。
CPAP療法
睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療法に、CPAP(シーパップ)療法というものがあります。
これは、睡眠中に鼻にマスクを装着して、空気を送り込むことで気道を開いた状態に保つ治療法なんです。
最初は「マスクをつけて寝るなんて」と抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、実際に使い始めると「朝の目覚めが全然違う」「日中の眠気がなくなった」と効果を実感される方が多いんですよ。
マウスピース治療
軽度から中等度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の場合は、マウスピースを使った治療も選択肢の一つです。
下顎を少し前に出すことで気道を広げるんですね。
歯科で作成してもらえるので、CPAPに抵抗がある方にはこちらが向いているかもしれません。
外科的治療
扁桃腺の肥大など、構造的な問題が原因の場合は、外科的な治療が検討されることもあります。
特にお子さんの場合は、扁桃腺やアデノイドの切除手術によって症状が大きく改善することもあるんですよ。
ストレスや疲労を溜めない工夫
過度の疲労やストレスも症状を悪化させる要因になるので、日々の生活の中でリラックスする時間を持つことも大切です。
深呼吸や軽いストレッチ、好きな音楽を聴くなど、自分なりのリラックス方法を見つけてみてください。
質の良い睡眠は、心と体の健康につながりますからね。
まとめ:寝ようとすると息が止まる症状は放置せずに対処を
寝ようとすると息が止まる症状は、睡眠時無呼吸症候群と関連している可能性が高いんですね。
原因は、気道が物理的に塞がってしまう閉塞性タイプと、脳からの呼吸指令がうまく伝わらない中枢性タイプの2つに大きく分かれます。
どちらのタイプも、放置していると低酸素状態が続いて、高血圧、心不全、脳卒中などの深刻な健康リスクが高まってしまいます。
でも、ちゃんと対処すれば改善できる症状でもあるんです。
まずは横向きで寝る、体重管理をする、寝る前のアルコールを控えるなど、生活習慣の見直しから始めてみましょう。
それでも改善しない場合や、日中の眠気が強い、動悸や息苦しさがひどいという場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
検査を受けることで、自分の状態を正しく把握できて、適切な治療につながりますからね。
あなたの安心な眠りのために
「寝ようとすると息が止まる」という不安を抱えながら毎晩眠りにつくのは、本当につらいことですよね。
でも、この記事を読んで「もしかしたら自分も睡眠時無呼吸症候群かもしれない」と気づけたことは、とても大切な一歩なんです。
気づくことができれば、対処する方法も見つかります。
まずは今日から、横向きで寝てみたり、生活習慣を少し見直してみたりすることから始めてみませんか?
そして、もし症状が続くようなら、勇気を出して医療機関に相談してみてください。
きっと専門家の方が、あなたに合った解決策を一緒に考えてくれますよ。
質の良い睡眠は、私たちの健康と幸せな毎日の基盤です。
あなたが安心してぐっすり眠れる日が来ることを、心から願っています。
一緒に、快適な睡眠を取り戻していきましょうね。