
抜歯した後、鏡で見てみると抜いた場所に白いブヨブヨとしたものができていて、「これって何だろう?」って気になったことはありませんか。
そしてある日、その白いブヨブヨが取れてしまって、「あれ、これって大丈夫なのかな?」と不安になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は抜歯後にできる白いブヨブヨには大切な役割があって、それが取れてしまうと治りが遅くなったり、痛みが強くなったりすることもあるんですね。
この記事では、抜歯後の白いブヨブヨの正体から、取れてしまった場合にどうすればいいのか、そして今後気を付けるべきことまで、分かりやすく解説していきますね。
きっとあなたの不安を解消できると思いますので、一緒に見ていきましょう。
白いブヨブヨが取れたら、早めに歯科医院へ相談を

抜歯後の白いブヨブヨが取れてしまった場合は、できるだけ早く歯科医院に連絡することをおすすめします。
その白いブヨブヨの正体は「血餅(けっぺい)」と呼ばれる血液の塊で、傷口を保護する自然なかさぶたのようなものなんですね。
この血餅が取れてしまうと、抜歯した穴の中の骨が露出して「ドライソケット」という状態になる可能性があります。
ドライソケットになると、激しい痛みが続いたり、感染のリスクが高まったりしてしまうんですね。
もちろん、取れたからといって必ずドライソケットになるわけではありませんが、自己判断せずに専門家に診てもらうことが大切ですよね。
歯科医師さんが状態を確認して、必要に応じて適切な処置をしてくれますので安心してくださいね。
なぜ白いブヨブヨが重要なのか
血餅の正体と役割を理解しましょう
抜歯後にできる白いブヨブヨは、正式には「血餅」と呼ばれるものなんですね。
血餅は抜歯した穴に血液が溜まって固まったもので、いわば傷口の「天然の絆創膏」のような役割を果たしているんです。
血餅には主に3つの大切な役割があります。
- 止血:抜歯後の出血を止める
- 感染防止:外部からの細菌の侵入を防ぐ
- 骨の保護:むき出しの骨を保護する
血漿成分が多いと白っぽく柔らかく見えて、プニプニとした感触になるんですね。
これって普通の怪我のかさぶたとは違って、口の中という特殊な環境で作られるものなので、見た目も感触も少し違うんです。
血餅ができるタイミングと変化の過程
血餅は抜歯した直後から形成が始まるんですね。
時間の経過とともに、血餅はこんな風に変化していきます。
- 抜歯直後:抜歯窩(穴)に血液が溜まり始める
- 1〜2日後:血液が固まって血餅が完成する
- 2日後以降:血管や細胞が増えていく
- 3〜5日後:白く半透明な色に変化する
- 1週間後:新しい骨の形成が始まる
- 7〜10日後:自然に消失していく
- 20日後:穴が塞がって歯茎になる
きちんと治癒が進んでいれば、血餅は自然に吸収されて消えていくので、自分で取る必要はまったくないんですね。
むしろ、自分で触ったり取ろうとしたりすることが、一番のトラブルの原因になってしまうんです。
取れてしまうとどうなるのか
血餅が取れてしまうと、抜歯した穴の中の骨が直接空気に触れる状態になってしまいます。
この状態を「ドライソケット」と呼ぶんですね。
ドライソケットになると、こんな症状が出てくる可能性があります。
- 抜歯後2〜3日経ってから始まる激しい痛み
- 鎮痛剤が効きにくい痛み
- 穴の中が乾燥して骨が見える
- 口臭や異臭が発生する
- 再出血することもある
- 感染リスクが高まる
ドライソケットは抜歯全体の約2〜5%の確率で起こるとされていますが、親知らずの抜歯ではもう少し確率が高くなるかもしれませんね。
特に下の親知らずを抜いた場合は、注意が必要だと言われています。
でも、適切に対処すれば治りますので、過度に心配しすぎなくても大丈夫ですよ。
血餅が取れてしまう原因と具体例
具体例1:うがいや口をゆすぎすぎてしまう
抜歯後、口の中が気持ち悪くて何度もうがいをしてしまう、という方は結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
実はこれが血餅を取ってしまう一番多い原因なんですね。
特に抜歯当日や翌日は、血餅がまだしっかり固まっていない状態なので、強くうがいをすると簡単に流れてしまうんです。
抜歯後は血の味がして気持ち悪いかもしれませんが、激しくブクブクとうがいをするのは避けた方がいいですね。
どうしても口をゆすぎたい時は、水を含んで優しく吐き出す程度にしておきましょう。
歯磨きの後も、抜歯した部分は直接水流が当たらないように気をつけてくださいね。
具体例2:舌や指で触ってしまう
抜歯した場所って、どうしても気になって舌で触ってしまいませんか。
これって本当によくわかるんですけど、実はこれも血餅を取ってしまう大きな原因なんですね。
舌で触る癖がある方は要注意です。
- プニプニした感触が気になって舌で押してしまう
- 食べ物が詰まっていないか確認しようと指で触る
- 鏡で見ながら綿棒などで触ってしまう
こういった行為は、血餅を剥がしてしまうだけでなく、細菌を持ち込んで感染の原因にもなってしまうんです。
気になる気持ちは本当によくわかりますが、できるだけ触らないように意識することが大切ですね。
具体例3:喫煙や飲酒をしてしまう
タバコを吸う習慣がある方は、特に注意が必要なんですね。
喫煙は血餅が取れる大きな原因の一つとされています。
タバコを吸う時の吸引動作が、口の中に陰圧(負圧)を作ってしまうんですね。
この陰圧が血餅を引き剥がしてしまう可能性があるんです。
また、タバコに含まれる有害物質が血流を悪くして、治癒を遅らせることもわかっています。
お酒についても、抜歯後数日は控えた方がいいとされていますね。
- アルコールが血行を良くして出血しやすくなる
- 血餅が安定する前に流れてしまう可能性がある
- 免疫力が低下して感染リスクが高まる
抜歯後は少なくとも2〜3日、できれば1週間くらいは禁煙・禁酒するのが理想的かもしれませんね。
具体例4:硬い食べ物や刺激物を食べてしまう
抜歯した後って、食事にも気を使いますよね。
でも、「もう大丈夫かな」と思って普通の食事に戻すと、血餅を取ってしまうこともあるんです。
特に注意したい食べ物がこちらです。
- 硬い食べ物:せんべい、ナッツ、固いパンなど
- 粒状の食べ物:ゴマ、コーンなど穴に詰まりやすいもの
- 熱い食べ物:熱々のスープや麺類
- 刺激物:辛いもの、酸っぱいもの
硬い食べ物を噛む時に、抜歯した場所に直接当たって血餅を取ってしまったり、食べカスが詰まって取り除こうとして血餅まで取ってしまったりすることがあるんですね。
抜歯後数日は、反対側で噛むようにしたり、柔らかい食事を選んだりすることが大切です。
具体例5:ストローを使ったり激しく口をすすいだりする
意外と知られていないのが、ストローの使用も血餅を取る原因になるということなんですね。
ストローで飲み物を吸う動作も、喫煙と同じように口の中に陰圧を作ってしまうんです。
その陰圧が血餅を吸い出すような形で剥がしてしまうことがあるんですね。
また、こんな行為も注意が必要です。
- 熱い飲み物を「フーフー」と冷ます動作
- 口をすぼめて飲む動作
- 激しく口をゆすぐ
- 歯ブラシで抜歯部分を直接磨く
抜歯後1週間くらいは、ストローは使わずコップで直接飲む、抜歯部分は歯ブラシを当てないなど、気をつけた方がいいかもしれませんね。
血餅が取れた場合の対処法と治療
まず歯科医院に連絡しましょう
血餅が取れてしまったかもしれないと思ったら、まずは抜歯をしてもらった歯科医院に連絡してくださいね。
「こんなことで電話していいのかな」と遠慮してしまう気持ちもわかりますが、早めの対処が大切なんです。
連絡する際は、こんなことを伝えるといいですね。
- いつ抜歯したか(〇月〇日に抜歯しました)
- いつ頃取れたか(今朝、昨日など)
- どんな状況で取れたか(うがいをしていたら、食事中になど)
- 現在の症状(痛みがある、出血しているなど)
歯科医院では状況を聞いて、すぐに来院した方がいいか、様子を見ていいかを判断してくれますよ。
ドライソケットの治療方法
もしドライソケットになってしまった場合でも、適切な治療で治りますので安心してくださいね。
歯科医院では、こんな治療をしてくれることが多いです。
ゼラチンスポンジやユージノールセメントを詰める治療
抜歯した穴に、血餅の代わりになる材料を詰めてくれるんですね。
- ゼラチンスポンジ:止血効果のあるスポンジ状の材料
- ユージノールセメント:鎮痛効果のあるセメント
これらを穴に詰めることで、露出した骨を保護して痛みを和らげることができるんです。
また、痛み止めや抗生物質を処方してもらえることもありますね。
治療後は定期的に消毒に通うことになる場合もありますが、適切に処置すれば数週間で治癒していきますよ。
自宅でできる応急処置
歯科医院に行くまでの間、自宅でできることもありますね。
ただし、これはあくまで応急処置なので、必ず歯科医院を受診してくださいね。
- 清潔を保つ:優しく水で口をゆすぐ程度に(激しくはしない)
- 痛み止めを飲む:処方された痛み止めがあれば使用する
- 冷やす:痛みがひどい場合は、頬の外側から冷やすと少し楽になることも
- 刺激を避ける:喫煙、飲酒、辛い食べ物は避ける
- 安静にする:激しい運動や体を温めることは避ける
決してやってはいけないのが、自分で何か詰めたり、触ったりすることなんですね。
綿や食べ物などを詰めると、かえって感染の原因になってしまうこともあるので注意してください。
白いブヨブヨと食べかすの見分け方
抜歯後の白いものを見て、「これって血餅なのか食べかすなのか」って迷うこともありますよね。
実はこの2つ、見分けるポイントがあるんですね。
血餅の特徴
- 柔らかくプニプニしている
- 白っぽいけど透明感がある
- 穴全体に広がっている
- ゼリーのような質感
- 触ると痛みがある場合が多い
食べかすの特徴
- 硬めの白い塊
- 食べたものによって色が違う
- 穴の一部に詰まっている感じ
- 取れそうな感じがする
もし食べかすが詰まってしまった場合でも、無理に取ろうとせずに優しく水で口をゆすぐ程度にしておきましょう。
取れない場合は歯科医院で取ってもらう方が安全ですね。
抜歯後の正しいケア方法
当日から3日目までのケア
抜歯後の最初の数日間は、血餅を守ることが一番大切な時期なんですね。
この時期に気をつけることをまとめてみました。
- うがいは控えめに:当日は特に注意。優しく水を含んで吐き出す程度に
- 抜歯部分には触れない:舌でも指でも触らない
- 反対側で噛む:抜歯した方では噛まないように
- 柔らかい食事:おかゆ、スープ、ゼリーなど
- 禁煙・禁酒:少なくとも3日間は我慢する
- 歯磨きは慎重に:抜歯部分以外を優しく磨く
この時期を乗り切れば、血餅も安定してきて少し安心できますよ。
4日目から1週間のケア
少し痛みも落ち着いてきて、血餅も安定してくる時期ですね。
でもまだ油断は禁物なんです。
- 徐々に普通の食事へ:まだ硬いものは避ける
- 抜歯部分も優しく磨き始める:歯ブラシは当てずに周りを磨く
- うがいも少し普通に:それでも激しくは避ける
- 喫煙はできれば控える:治癒を早めるため
この頃になると白い血餅が自然に小さくなっていくのがわかるかもしれませんね。
1週間以降のケア
1週間を過ぎると、かなり治癒が進んできている状態ですね。
- 普通の食事に戻せる:ただし硬すぎるものは様子を見ながら
- 通常の歯磨きができる:抜歯部分も優しく磨ける
- 生活制限も解除:ただし痛みがあれば無理しない
それでも完全に治るまでには数週間かかりますので、違和感があったら無理しないことが大切ですね。
こんな症状があったらすぐ受診を
抜歯後、こんな症状が出てきたら、すぐに歯科医院に連絡してくださいね。
- 抜歯後2〜3日経ってから痛みが強くなってきた
- 鎮痛剤が効かないくらいの激痛
- 口臭がひどくなった
- 熱が出てきた
- 腫れがどんどん大きくなっている
- 出血が止まらない
- 膿が出てきた
これらは感染やドライソケットのサインかもしれませんね。
「様子を見よう」と我慢せずに、早めに相談することが大切です。
まとめ:血餅は自然の治癒力、大切に守りましょう
抜歯後にできる白いブヨブヨは、血餅という大切な組織なんですね。
これは傷口を守り、治癒を促進する自然のかさぶたのようなものです。
もし血餅が取れてしまった場合は、自己判断せずに歯科医院に相談することが一番大切だということをお伝えしてきました。
血餅が取れてしまう主な原因は以下の通りでしたね。
- 激しいうがい
- 舌や指で触る
- 喫煙や飲酒
- 硬い食べ物
- ストローの使用
そして血餅を守るためには、抜歯後数日間は特に注意が必要でしたね。
優しいうがい、触らないこと、柔らかい食事、禁煙・禁酒などを心がけることが大切です。
もしドライソケットになってしまっても、適切な治療で治りますので、過度に心配しすぎなくても大丈夫ですよ。
大切なのは早めに歯科医院を受診することなんですね。
あなたの不安、きっと解決できます
抜歯後の白いブヨブヨが取れてしまって、不安な気持ちになっているかもしれませんね。
でも、この記事を読んでいただいたあなたは、もう対処法を知っているはずです。
今すぐできることは、抜歯をしてもらった歯科医院に連絡することですね。
「こんなことで電話するのは申し訳ない」なんて思わなくて大丈夫ですよ。
歯科医院は、抜歯後のケアや相談にも対応してくれる場所なんです。
早めに相談することで、痛みが長引くことを防げたり、感染を予防できたりするんですね。
私たちの体には素晴らしい治癒力が備わっていて、適切なケアをすればきちんと治っていきますよ。
血餅が取れてしまったとしても、歯科医師さんが適切に処置してくれれば、ちゃんと治癒していくので安心してくださいね。
あなたの口の健康を守るために、今日からできることを始めてみましょう。
今すぐ電話をかけて、あなたの不安を専門家に相談してみてくださいね。
きっと適切なアドバイスをもらえて、気持ちも楽になると思いますよ。