
親知らずの周りを舌や指で触ったとき、なんだか嫌な臭いがすることってありませんか?
実は、多くの方が同じような経験をされているんですね。
親知らずを触ると臭いという悩みは、決して珍しいことではないんです。
この記事では、親知らず周辺が臭くなる原因から具体的な対策方法まで、わかりやすくお伝えしていきますね。
読み終わる頃には、今日から実践できるケア方法や、歯科医院を受診すべきタイミングがしっかりわかるはずです。
一緒に、お口の悩みを解決していきましょう。
親知らずを触ると臭いのは清掃が困難だから

親知らずを触ると臭いと感じる最大の理由は、親知らず周辺の清掃が非常に難しいためなんですね。
親知らずは一番奥に生えてくる歯で、歯ブラシが届きにくい場所にあります。
さらに、斜めや横向きに生えてくることも多く、歯と歯茎の間に食べかすやプラーク(歯垢)が溜まりやすい環境になってしまうんです。
このような状態が続くと、細菌が繁殖して発酵し、ドブのような悪臭や膿の臭いが発生してしまいます。
特に半埋伏状態(歯が歯茎に半分埋まった状態)で生えている親知らずは、歯と歯茎の隙間が深くなりやすく、より清掃が困難になるんですね。
つまり、親知らずを触ると臭いのは、磨き残しによる細菌の繁殖が主な原因なんです。
親知らずが臭くなる理由を詳しく見ていきましょう
では、なぜ親知らず周辺では特に臭いが発生しやすいのでしょうか?
ここからは、その理由を詳しく解説していきますね。
食べかすとプラークが蓄積しやすい構造
親知らずの周辺は、お口の中でも最も食べかすが溜まりやすい場所と言われています。
一番奥に生えているため、歯ブラシの毛先が届きにくいんですよね。
さらに、親知らずが斜めや横向きに生えている場合、隣の歯との間に深い隙間ができてしまいます。
この隙間に食べかすが入り込むと、普通の歯磨きでは取り除くことがとても難しくなるんです。
溜まった食べかすは時間とともに腐敗・発酵し始めます。
そこに細菌が集まって繁殖すると、悪臭ガスが発生してしまうんですね。
これが、親知らずを触ったときに感じる嫌な臭いの正体なんです。
歯周ポケットが深くなりやすい
親知らず周辺では、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)が深くなりやすいという特徴があります。
健康な歯茎の歯周ポケットは2〜3mm程度ですが、親知らずの場合は4mm以上になることも珍しくありません。
歯周ポケットが深くなると、そこにプラークや歯石が蓄積しやすくなってしまうんですね。
蓄積したプラークの中には、歯周病菌が大量に含まれています。
この歯周病菌が、硫化水素やメチルメルカプタンといった悪臭物質を産生するんです。
これらの物質は、まさに腐った卵や生ゴミのような強烈な臭いがするんですよね。
歯周ポケットが深いほど細菌が増殖しやすく、炎症も進みやすいため、臭いもどんどん強くなってしまうんです。
膿が溜まることも
親知らずを触ると臭いと感じる場合、もしかしたら膿が溜まっているかもしれませんね。
親知らず周辺の汚れが原因で炎症が起きると、歯茎が腫れて膿が溜まることがあります。
特に半埋伏状態の親知らずでは、歯茎と歯の間の隙間に細菌が入り込みやすく、炎症を起こしやすいんです。
膿には細菌や白血球の死骸などが含まれているため、独特の強い臭いがします。
親知らずの周りを指で押したときに、白っぽい液体や黄色っぽい液体が出てきたら、それは膿の可能性が高いですね。
膿が溜まっている状態は、炎症がかなり進行しているサインなので、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。
隣の歯が虫歯になっていることも
親知らず自体ではなく、隣の歯(第二大臼歯)が虫歯になっていることで臭いが発生している可能性もあります。
親知らず周辺の清掃が不十分だと、隣の歯との接触面も磨き残しが多くなってしまうんですね。
その結果、隣の歯が虫歯になってしまい、そこから臭いが発生することがあるんです。
虫歯が進行すると、歯に穴が開いてそこに食べかすが詰まったり、虫歯菌が産生する酸が臭いの原因になったりします。
親知らずを触ると臭いと感じる場合は、親知らずだけでなく隣の歯の状態もチェックしてもらうと良いかもしれませんね。
抜歯後に傷口が臭うケースも
親知らずを抜歯した後に、傷口から臭いがすることもあります。
抜歯後の穴(抜歯窩)には、本来は血餅(けっぺい)という血の塊ができて傷口を保護します。
しかし、この血餅がうまく形成されなかったり、強いうがいで流れてしまったりすると、傷口に細菌が感染してしまうことがあるんです。
細菌感染が起こると、傷口が膿んで強い臭いが発生してしまいます。
また、抜歯窩に食べかすが詰まることでも臭いが発生することがあります。
抜歯後数日経っても強い臭いが続く場合は、感染の可能性があるので歯科医院に相談してくださいね。
親知らずが臭くなる具体的なケースを見てみましょう
ここからは、親知らずが臭くなる具体的なケースをいくつかご紹介していきますね。
きっと、あなたの状況に当てはまるものがあるかもしれません。
ケース1:斜めに生えた親知らずと歯茎の隙間から臭いがする
25歳のAさんは、下の親知らずが斜めに生えてきたことに気づきました。
最初は特に気にしていなかったのですが、数ヶ月後、舌で親知らずを触ると嫌な臭いがすることに気づいたんです。
歯科医院を受診すると、斜めに生えた親知らずと歯茎の間に深い隙間ができており、そこに大量の食べかすとプラークが溜まっていることがわかりました。
歯科医師からは「この状態が続くと歯周病が進行し、隣の歯も悪くなる可能性がある」と説明を受けたそうです。
このようなケースでは、定期的な歯科医院でのクリーニングや、場合によっては抜歯を検討する必要があるんですね。
Aさんのように、斜めに生えた親知らずがある方は、特に注意が必要かもしれません。
ケース2:親知らずが半分だけ生えていて歯茎が腫れて臭う
32歳のBさんは、親知らずが半分だけ歯茎から出ている状態(半埋伏)でした。
疲れたときやストレスが溜まったときに、親知らず周辺の歯茎が腫れて痛み、強い臭いがすることを繰り返していたんです。
これは「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」という、親知らず周辺の歯茎に炎症が起きる状態だったんですね。
半埋伏の親知らずでは、歯と歯茎の間に深い隙間ができやすく、そこに細菌が入り込んで炎症を起こしやすいんです。
Bさんの場合、抗生物質で一時的に症状は改善するものの、根本的な解決のためには抜歯が必要だと診断されました。
半埋伏状態の親知らずは、繰り返し炎症を起こすことが多いため、早めの対応が大切なんですね。
ケース3:親知らずの影響で隣の歯が虫歯になっていた
28歳のCさんは、口臭が気になって歯科医院を受診しました。
特に親知らずを触ると臭いがひどく、自分でも気になっていたそうです。
検査の結果、親知らず自体には大きな問題はなかったのですが、隣の第二大臼歯が大きな虫歯になっていることがわかりました。
親知らずと隣の歯の間は非常に磨きにくく、その部分に虫歯ができていたんですね。
虫歯が進行して歯に穴が開き、そこに食べかすが詰まることで強い臭いが発生していたんです。
Cさんの場合、隣の歯を守るためにも親知らずを抜歯し、虫歯の治療を行うことになりました。
このように、親知らずが直接の原因でなくても、その存在が隣の歯のトラブルを引き起こすことがあるんですね。
ケース4:抜歯後の傷口から臭いがする
35歳のDさんは、親知らずを抜歯してから3日後、抜歯した部分から強い臭いがすることに気づきました。
痛みも徐々に強くなってきたため、歯科医院に連絡して診てもらったところ、「ドライソケット」という状態になっていることがわかったんです。
ドライソケットは、抜歯後の穴を保護するはずの血餅が取れてしまい、骨が露出してしまう状態のことなんですね。
Dさんの場合、抜歯後に強くうがいをしすぎたことが原因だったようです。
骨が露出すると細菌感染を起こしやすく、それが強い臭いの原因になるんです。
抜歯後は傷口を保護するために、強いうがいは避けることが大切なんですね。
ケース5:親知らず周辺の歯周病が進行していた
40歳のEさんは、親知らずを触ると臭いだけでなく、歯茎から血が出ることもありました。
歯科医院で詳しく検査してもらうと、親知らず周辺の歯周ポケットが6mmも深くなっており、歯周病がかなり進行していることがわかったんです。
歯周ポケットの中には歯石が溜まっており、それが臭いの大きな原因になっていました。
歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けてしまい、最悪の場合は隣の健康な歯まで失ってしまう可能性があります。
Eさんの場合、まずは歯周病の治療を行い、その後親知らずの抜歯を行うことになりました。
親知らず周辺の歯周病は、気づかないうちに進行していることも多いので、定期的なチェックが重要なんですね。
親知らずの臭い対策と予防方法
親知らずを触ると臭いという問題に対して、私たちができる対策や予防方法をご紹介していきますね。
デンタルフロスや歯間ブラシを活用する
親知らず周辺のケアで最も重要なのが、デンタルフロスや歯間ブラシの活用です。
普通の歯ブラシでは届かない歯と歯の間や、親知らずと隣の歯の隙間をきれいにすることができるんですね。
特に親知らずと隣の歯の間は、デンタルフロスを使って丁寧に掃除することが大切です。
最初は慣れないかもしれませんが、毎日続けることで臭いの予防につながりますよ。
フロスを通したときに嫌な臭いがする場合は、そこに汚れが溜まっているサインなので、しっかりと清掃してくださいね。
タフトブラシで奥歯を丁寧に磨く
親知らずのような奥歯には、タフトブラシという小さなブラシが効果的です。
タフトブラシは毛先が小さくまとまっているため、親知らずの奥側や歯茎との境目など、細かい部分まで届くんですね。
普通の歯ブラシで全体を磨いた後、タフトブラシで親知らず周辺を重点的に磨くと良いでしょう。
歯茎を傷つけないように、優しく丁寧に磨くことがポイントですよ。
洗口液やうがい薬を使う
歯磨きの後に、抗菌作用のある洗口液やうがい薬を使うことも効果的です。
洗口液は、ブラシが届かない部分にも成分が行き渡るため、細菌の繁殖を抑える効果が期待できるんですね。
ただし、洗口液だけでは歯垢は取れないので、必ず歯磨きと併用することが大切です。
親知らず周辺が腫れているときなどは、痛みを和らげる効果もあるかもしれませんね。
定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
セルフケアだけでは限界がありますので、定期的な歯科医院でのクリーニングがとても重要なんです。
歯科医院では、専門的な器具を使って歯石を除去したり、自分では磨けない部分をきれいにしてもらえます。
特に親知らず周辺は、プロフェッショナルケアが必要な部分なんですね。
3〜6ヶ月に一度のペースで定期検診を受けることで、問題を早期に発見できますし、臭いの予防にもつながります。
忙しくてもぜひ、定期検診の時間を作ってみてくださいね。
抜歯を検討する
親知らずの状態によっては、抜歯が最善の選択になることもあります。
以下のような場合は、抜歯を検討すべきかもしれませんね。
- 斜めや横向きに生えていて、今後まっすぐ生える可能性が低い
- 繰り返し炎症を起こしている
- 隣の歯に悪影響を与えている(虫歯や歯周病の原因になっている)
- 深い虫歯になっている
- どんなにケアしても臭いが改善しない
抜歯には不安を感じる方も多いと思いますが、長期的に見ると、問題のある親知らずを早めに抜くことで、隣の健康な歯を守ることができるんです。
歯科医師とよく相談して、自分に合った選択をしてくださいね。
抜歯後のケアも大切に
親知らずを抜歯した後は、適切なケアが必要です。
抜歯後の臭いを防ぐためには、以下のポイントに気をつけましょう。
- 抜歯当日は強いうがいを避ける(血餅を守るため)
- 処方された抗生物質はきちんと飲み切る
- 傷口を舌や指で触らない
- 激しい運動や飲酒、喫煙は控える
- 異常な臭いや痛みが続く場合はすぐに歯科医院に連絡する
適切なケアを行うことで、抜歯後のトラブルを防ぐことができますよ。
まとめ:親知らずの臭いは放置せず適切な対処を
親知らずを触ると臭いのは、親知らず周辺の清掃が困難で、食べかすやプラークが溜まりやすいからなんですね。
特に斜めや横向きに生えている親知らず、半埋伏状態の親知らずでは、歯と歯茎の間に深い隙間ができやすく、そこに細菌が繁殖して悪臭が発生します。
また、歯周病の進行や膿の発生、隣の歯の虫歯なども、臭いの原因になることがわかりましたね。
対策としては、デンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシを使った丁寧なケアが基本です。
それでも改善しない場合や、繰り返し炎症を起こす場合は、抜歯を検討することも大切な選択肢なんです。
何より重要なのは、定期的に歯科医院を受診することです。
専門家のチェックとクリーニングを受けることで、問題を早期に発見し、適切な対処ができますよ。
今日から一歩を踏み出しましょう
親知らずを触ると臭いという悩みは、決して恥ずかしいことではありません。
多くの方が同じような経験をされていますし、適切な対処で改善できる問題なんですね。
もしあなたが今、親知らずの臭いで悩んでいるなら、まずは今日から丁寧なセルフケアを始めてみませんか?
デンタルフロスを購入して、夜の歯磨きに取り入れるだけでも変化が感じられるかもしれません。
そして、できれば早めに歯科医院を予約してくださいね。
「まだ大丈夫かな」と先延ばしにしていると、どんどん状態が悪化してしまう可能性があります。
歯科医師は、あなたの親知らずの状態を見て、最適なアドバイスをしてくれるはずです。
もしかしたら、抜歯が必要かもしれませんし、クリーニングだけで改善するかもしれません。
でも、何もしないままでいるよりも、きっと良い方向に進むはずですよ。
あなたのお口の健康は、全身の健康にもつながる大切なものです。
親知らずの問題を解決して、自信を持って笑顔になれる日が来ることを願っています。
一緒に、お口の健康を守っていきましょうね。