
ふるさと納税が「ばかばかしい」とネットで話題になっていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
この記事では、2025年現在の最新データをもとに、制度の現状や批判の背景を徹底分析します。
読めば、単に「得するため」ではなく、本当に必要な地域を応援する納税方法が見つかり、
今後の選択に迷わずに済むようになるはずです。制度の本質を理解すれば、
「ばかばかしい」という言葉の意味も変わってくるかもしれません。
ふるさと納税は「ばかばかしい」と一概には言えない

「ふるさと納税は単なる買い物でしかない」との批判がありますが、
実は制度の本質を理解すれば有意義な社会貢献につながります。
2024年度の寄付総額は1兆2,728億円に達し、
全国約1,080万人が利用するまでに成長した事実を無視できません。
問題は「どう使うか」にあり、
制度自体を「ばかばかしい」と片付けるのは早計です。
なぜ「ばかばかしい」と言われるのか?
返礼品合戦が招く制度の歪み
2024年度のデータでは、寄付総額が前年比13.89%増の1.27兆円に。
この急増の背景には、過剰な返礼品競争があります。
例えば、宮崎県都城市の「特選和牛10kgセット」や、
大阪府泉佐野市の「ブランドフルーツ詰め合わせ」など、
実質2,000円で高級品が手に入るというお得感に飛びつく人が多いのです。
しかし、これは本来の「地域を支える」という目的と乖離しています。
東京と地方の二極化が露呈
2025年の総務省データによると、利用率に2.83倍以上の格差が。
東京都の利用率は全国平均18.5%を大幅に上回る一方、
岩手県など東北地方は低い水準に留まっています。
さらに平均寄付額も東京都が14万円超に対し、
地方では8万円前後と差が開いています。
この状況では「金持ち都市がさらに豊かになる」
と批判されても仕方ありません。
制度設計の根本的矛盾
ふるさと納税は所得税・住民税の控除を前提としていますが、
実際には高所得者ほどメリットが大きい構造に。
例えば年収1,000万円の人が5万円寄付すると、
実質負担は2,000円で返礼品を4.8万円分受け取れます。
一方、年収300万円の人は同じ5万円寄付でも控除額が少なく、
実質負担が3万円以上になるケースも。
本来の「地域間格差の是正」という目的と逆の結果を生んでいるのです。
データで見る「ばかばかしい」実態
1. 東京都と岩手県の衝撃的な利用率格差
2025年の調査で明らかになった地域間格差は深刻です。
東京都の利用率は28.3%なのに対し、
岩手県は10.0%と2.83倍もの開きがあります。
さらに寄付者の平均年齢も東京が45.2歳、
岩手県が61.8歳と16歳以上も違い、
若年層が地方に寄付しないという構造的問題が浮き彫りになりました。
2. 人気自治体の寄付額偏在が激しい
受入額上位自治体に特定の地域が集中しています。
- 兵庫県宝塚市:高級ブランド品で1位
- 北海道白糠町:新鮮な海産物で2位
- 大阪府泉佐野市:観光特典付きで3位
例えば青森県深浦町の2024年度受入額は全国0.03%と極めて低い水準です。
返礼品の魅力がなければ寄付が集まらないという市場原理が制度の本質を歪めています。
3. ポイント制度終了前の駆け込み寄付
2025年7月にポイント制度が廃止される前の駆け込み需要が顕著でした。
楽天市場の2025年1〜9月データでは、寄付件数が17.8%増、
平均単価が19,672円と過去最高を記録。
しかし、ポイント目当ての寄付は制度趣旨に反する行為で、
「ポイントがなくなるからやめる」という声も多く、
本来の目的意識のなさを露呈しています。
まとめ:上手に活用すれば社会を動かせる
ふるさと納税が「ばかばかしい」と批判される背景には、
制度の本質を理解せずにお得感だけを追う利用者側の問題と、
返礼品で寄付者を釣る自治体側の姿勢の両方の責任があります。
ただし、正しい目的で活用すれば、
地方創生の強力なツールになり得るのも事実です。
「得するため」ではなく「応援したい」という意識の転換が最大のカギです。
今すぐできる賢い納税方法
「ばかばかしい」と感じているなら、
ぜひこの3ステップで意識改革を。
- 応援したい地域を本気で選ぶ:
ブランド品目当てではなく、実際に行きたい・応援したい自治体を - 寄付金の使い道を指定:
子育て支援や防災対策など具体的なプロジェクトを選ぶ - 返礼品は必要最小限に:
実質2,000円を超える返礼品は辞退し、全額を地域に還元
「ばかばかしい」ではなく「もっと賢く使おう」という意識が広まっているのです。
あなたも本当の意味で地域を応援する
ふるさと納税を始めてみませんか?