不正アクセスに警察が動かないのはなぜ?【知恵袋】

不正アクセスに警察が動かないのはなぜ?【知恵袋】

SNSのアカウントが乗っ取られたり、自分のIDやパスワードが勝手に使われたりして、慌てて警察に相談に行ったのに、なかなか動いてくれない…そんな経験をされた方、きっと少なくないですよね。

「せっかく勇気を出して被害届を出したのに、どうして警察は動いてくれないの?」って、不安になってしまいますよね。

でも大丈夫です。この記事を読めば、警察が動かない理由や、あなたができる対処法が分かるんです。

実は不正アクセスの被害を受けた時、警察が必ず動いてくれるとは限らないんですね。令和4年の統計では、認知された不正アクセス事件は2,200件あったのに対し、検挙されたのは約23%の522件だけなんです。

この記事では、なぜ警察が動かないのか、そしてどうすれば被害に対応してもらえるのかを、一緒に見ていきましょう。

不正アクセスで警察が動かない理由

不正アクセスで警察が動かない理由

結論から言うと、警察は全ての不正アクセス事件に対して捜査を進めるわけではないんですね。

実は不正アクセスは立派な犯罪で、3年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科される法律違反なんです。

それなのに、なぜ警察が動いてくれないケースがあるのでしょうか。

主な理由は、事件の優先度が低いと判断されてしまうからなんですね。

警察には限られたマンパワーしかありません。

そのため、被害の大きさや事件の悪質性によって、どの事件から優先的に捜査するかを判断しているんです。

もしかしたら、あなたの被害は警察から見ると「まだ優先度が低い」と判断されてしまっているのかもしれませんね。

警察が優先度を判断する基準って何?

では、警察はどんな基準で事件の優先度を決めているのでしょうか。

気になりますよね。

実は、いくつかの重要なポイントがあるんです。

被害額の大きさ

まず一つ目は、被害額の大きさです。

金銭的な被害が大きければ大きいほど、警察は重大事件として捉えてくれる傾向があるんですね。

例えば、数万円のショッピング被害よりも、数百万円の不正送金被害の方が、警察は積極的に動いてくれるかもしれません。

これって、ちょっと理不尽に感じるかもしれませんが、警察のリソースには限りがあるという現実があるんです。

被害の回数や範囲

二つ目のポイントは、被害の回数や範囲です。

一度だけの被害なのか、それとも何度も繰り返し被害を受けているのか。

また、被害を受けているのはあなただけなのか、それとも多数の人が同じような被害に遭っているのか。

このような状況によって、警察の動き方も変わってくるんですね。

もし同じ加害者から複数の被害者が出ている場合や、何度も繰り返し不正アクセスされている場合は、警察も「悪質な犯罪」として重視してくれる可能性が高くなります。

事件の悪質性

三つ目は、事件の悪質性です。

単にアカウントにログインされただけなのか、それとも個人情報を大量に盗まれたり、SNSで詐欺行為に使われたりしているのか。

被害の内容によって、事件の悪質度が変わってくるんですね。

特に、あなたのアカウントが踏み台にされて他の人に被害を与えている場合などは、警察も動いてくれる可能性が高くなりますよ。

証拠の有無

そして四つ目、これがとても重要なんですが、証拠がどれだけあるかという点です。

実は警察が動かない理由の中でも、特に大きいのがこの「証拠不足」なんですね。

サイバー犯罪は目に見えない犯罪ですから、証拠がないと警察も捜査のしようがないんです。

ログイン履歴やスクリーンショット、メールのやり取りなど、具体的な証拠があるかどうかで、警察の対応は大きく変わってきます。

警察に動いてもらうためにできること

ここまで読んで、「じゃあ、私たちはどうすればいいの?」って思いますよね。

大丈夫です。警察に動いてもらうために、私たちができることはたくさんあるんです。

証拠をしっかり集める

まず何よりも大切なのが、証拠をしっかり集めることです。

これって本当に重要なポイントなんですね。

具体的には、以下のような証拠を集めましょう。

  • 不正ログインの履歴(日時、IPアドレスなど)
  • 不正アクセスされた画面のスクリーンショット
  • 身に覚えのない購入履歴や送金履歴
  • パスワードが変更された通知メール
  • 不審なメッセージのやり取り

これらの証拠があれば、警察も「これは本当に被害が発生している」と判断しやすくなるんですね。

もしかしたら、証拠を集めるのは面倒に感じるかもしれませんが、これが警察を動かす第一歩なんです。

サイバー犯罪相談窓口に相談する

二つ目のポイントは、適切な相談窓口を選ぶことです。

実は、最寄りの交番に行くよりも、警察署のサイバー犯罪相談窓口に直接相談する方が効果的なんですね。

サイバー犯罪相談窓口には、不正アクセスなどのインターネット犯罪に詳しい専門の担当者がいるんです。

警察庁は最近、このサイバー犯罪相談窓口を強化していて、相談しやすい環境を整えているんですよ。

各都道府県の警察署に設置されているので、一度電話やウェブサイトで確認してみてくださいね。

被害届をしっかり出す

三つ目は、正式に被害届を提出することです。

「相談」と「被害届」は違うんですね。

相談だけだと、警察は話を聞いてアドバイスをくれるだけで終わってしまうことがあります。

でも被害届を正式に提出すれば、警察は事件として受理して記録に残してくれるんです。

被害届を出す時は、集めた証拠を全て持参して、被害の状況を詳しく説明しましょう。

警察も、あなたがどれだけ真剣に被害を訴えているかを見ているんですね。

進捗を確認する

四つ目は、定期的に進捗を確認することです。

被害届を出したら、それで終わりではありません。

もし何週間も何の連絡もない場合は、自分から警察に連絡して「その後どうなっていますか?」と確認してみましょう。

これって、警察に「この被害者さんは真剣に解決を望んでいる」というメッセージを送ることにもなるんです。

ただ、あまり頻繁に連絡しすぎると迷惑になってしまうので、2〜3週間に一度くらいのペースがいいかもしれませんね。

刑事告訴を検討する

五つ目は、刑事告訴を検討することです。

被害届と刑事告訴って、実は違うものなんですね。

被害届は「こんな被害がありました」と報告するだけですが、刑事告訴は「犯人を処罰してください」と訴えることなんです。

刑事告訴を行うと、警察は捜査をする義務が生まれるんですね。

ただし、刑事告訴は手続きが複雑なので、弁護士さんに相談しながら進めるのがおすすめです。

不正アクセス被害の具体例

ここからは、実際にどんな不正アクセス被害があるのか、具体的に見ていきましょう。

あなたの状況に近いケースがあるかもしれませんね。

SNSアカウントの乗っ取り被害

最近特に増えているのが、SNSアカウントの乗っ取り被害です。

InstagramやX(旧Twitter)、Facebookなどのアカウントが、突然ログインできなくなってしまうんですね。

例えば、ある日突然パスワードが変更されていて、自分のアカウントにログインできない。

よく見ると、自分のアカウントから身に覚えのない投稿がされていたり、フォロワーさんに怪しいメッセージが送られていたり…。

こういったケースでは、すぐにSNS運営会社に報告すると同時に、警察にも相談することが大切です。

特に、あなたのアカウントが詐欺行為に使われている場合は、他の人にも被害が広がる可能性があるので、警察も動いてくれやすくなりますよ。

ネットショッピングでの不正購入

二つ目の具体例は、ネットショッピングでの不正購入です。

楽天やAmazonなどのアカウントに不正ログインされて、勝手に商品を購入されてしまうケースですね。

クレジットカード情報が登録されていると、高額な商品を勝手に買われてしまうこともあるんです。

このような被害の場合、金銭的な損害が明確なので、警察も比較的動いてくれやすい傾向があります。

ただし、購入履歴のスクリーンショットや、不正購入された商品の配送先情報などの証拠を残しておくことが重要です。

また、ショッピングサイトやクレジットカード会社にもすぐに連絡して、不正利用の報告をしましょう。

オンラインバンキングの不正送金

三つ目は、オンラインバンキングの不正送金です。

これは特に深刻な被害ですよね。

銀行のオンラインバンキングに不正ログインされて、自分の口座から勝手にお金を送金されてしまうケースです。

被害額が大きいことが多いので、警察も重大事件として捉えてくれる可能性が高いんですね。

もしこのような被害に遭ったら、すぐに銀行に連絡して口座を凍結してもらいましょう。

そして、送金履歴や不正ログインの記録などの証拠を集めて、できるだけ早く警察に被害届を出すことが大切です。

時間が経つと、犯人にお金を引き出されてしまう可能性があるので、スピードが重要なんですね。

メールアカウントの乗っ取り

四つ目の具体例は、メールアカウントの乗っ取りです。

GmailやYahoo!メールなどのアカウントが乗っ取られて、勝手にメールが送信されたり、受信したメールを盗み見られたりするケースですね。

メールには個人情報や仕事の情報など、重要な内容が含まれていることが多いので、二次被害が心配ですよね。

また、メールアカウントから他のサービスのパスワードリセットができてしまうため、さらに多くのアカウントが乗っ取られる可能性もあるんです。

もしメールアカウントが乗っ取られたら、すぐにパスワードを変更して、二段階認証を設定しましょう。

そして、どんなメールが勝手に送信されたのか、記録を残しておくことも大切ですよ。

ゲームアカウントの乗っ取り

五つ目は、ゲームアカウントの乗っ取りです。

オンラインゲームのアカウントが乗っ取られて、ゲーム内のアイテムや通貨を盗まれたり、アカウント自体が売却されてしまったりするケースですね。

「ゲームだから警察は動いてくれないんじゃないか」って思うかもしれませんが、実は立派な不正アクセスなんです。

特に、課金額が大きい場合や、アカウントに高額なアイテムが含まれている場合は、金銭的被害として警察に訴えることができます。

ゲーム運営会社にも報告して、不正ログインの証拠を残しておきましょうね。

警察以外にできる対処法

実は、警察に頼るだけが解決策ではないんですね。

警察が動いてくれない場合でも、自分でできることはたくさんあるんです。

プロバイダに発信者情報開示請求をする

一つ目の方法は、プロバイダに発信者情報開示請求をすることです。

不正アクセスをした犯人のIPアドレスが分かっている場合、そのIPアドレスを使っているプロバイダに対して「この時間にこのIPアドレスを使っていたのは誰ですか?」と開示請求ができるんですね。

ただし、これには法的な手続きが必要なので、弁護士さんに相談しながら進めることをおすすめします。

犯人が特定できれば、民事訴訟で損害賠償を請求することもできますよ。

専門の調査会社に依頼する

二つ目は、デジタルフォレンジック専門の調査会社に依頼することです。

これらの会社は、サイバー犯罪の証拠収集や分析を専門に行っているんですね。

警察が動かない場合でも、専門会社が集めた証拠を持って改めて警察に相談すれば、対応してもらえる可能性が高まります。

費用はかかってしまいますが、被害額が大きい場合や、どうしても犯人を特定したい場合には有効な手段なんです。

弁護士に相談する

三つ目は、弁護士さんに相談することです。

サイバー犯罪に詳しい弁護士さんなら、あなたの状況に合わせて最適なアドバイスをしてくれますよ。

刑事告訴の手続きを手伝ってくれたり、民事訴訟で損害賠償請求をする方法を教えてくれたりします。

初回相談は無料という弁護士事務所も多いので、一度相談してみるのもいいかもしれませんね。

各サービスの運営会社に報告する

四つ目は、被害を受けたサービスの運営会社に報告することです。

SNS、ショッピングサイト、銀行など、どのサービスでも不正アクセスの報告窓口があるはずです。

運営会社に報告すれば、アカウントの復旧や不正購入のキャンセル、場合によっては被害額の補償などをしてくれることもあるんですね。

また、運営会社側でも不正アクセスの調査をしてくれるので、そこで得られた情報が警察への証拠にもなりますよ。

二度と被害に遭わないための対策

そして最後に、再発防止のための対策をすることです。

せっかく今回の被害を解決しても、また同じ目に遭ってしまっては意味がないですよね。

以下のような対策を取りましょう。

  • すべてのアカウントで強固なパスワードを設定する(12文字以上、英数字と記号の組み合わせ)
  • 同じパスワードを複数のサービスで使い回さない
  • 二段階認証を必ず設定する
  • 不審なメールやリンクはクリックしない
  • 公共Wi-Fiでは重要な操作をしない
  • 定期的にパスワードを変更する

これらの対策をしっかり取れば、不正アクセスのリスクはかなり減らせるんですね。

まとめ:あきらめずに行動することが大切

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

不正アクセスで警察が動かない理由、そして私たちができる対処法について、理解していただけたでしょうか。

もう一度、大切なポイントをまとめますね。

警察が動かない理由は、主に以下の通りです。

  • マンパワーが限られているため、事件の優先度で判断される
  • 被害額が小さい、証拠が不十分、悪質性が低いと判断されると後回しになる
  • 令和4年の検挙率は約23%で、全ての事件が捜査されるわけではない

でも、あきらめる必要はありません。

警察に動いてもらうためにできることは、たくさあるんです。

  • ログイン履歴やスクリーンショットなど、証拠をしっかり集める
  • サイバー犯罪相談窓口に相談する
  • 正式に被害届を提出する
  • 定期的に進捗を確認する
  • 必要に応じて刑事告訴を検討する

そして、警察以外の対処法も忘れずに。

  • プロバイダへの発信者情報開示請求
  • 専門調査会社への依頼
  • 弁護士への相談
  • サービス運営会社への報告
  • 再発防止対策の実施

不正アクセスの被害に遭うと、本当に不安で悔しい気持ちになりますよね。

でも、あなたは一人じゃないんです。

警察、弁護士、専門会社、そしてサービスの運営会社など、あなたを助けてくれる人たちがたくさんいます。

今日から始められること

この記事を読み終えた今、きっと「何か行動しなきゃ」って思っていますよね。

そんなあなたに、今日からできることをお伝えしますね。

まず、証拠をすぐに集め始めましょう。

不正アクセスの証拠は時間が経つと消えてしまうことがあるんです。

ログイン履歴、スクリーンショット、通知メールなど、今すぐに保存できるものは全て保存してください。

そして、最寄りのサイバー犯罪相談窓口の連絡先を調べて、電話してみましょう。

相談するだけなら無料ですし、専門家のアドバイスが聞けるのは心強いですよね。

もし被害額が大きかったり、被害が継続していたりする場合は、弁護士さんへの相談も検討してみてください。

初回相談無料の事務所も多いですし、最近はオンラインで相談できるところも増えているんですよ。

そして何より大切なのは、あきらめないことです。

警察が最初は動いてくれなくても、証拠を集めて、適切な方法でアプローチすれば、状況は変わってくることがあるんですね。

あなたが受けた被害は、決して軽いものではありません。

不正アクセスは立派な犯罪で、あなたは被害者なんです。

だから、自信を持って行動してくださいね。

この記事が、あなたの問題解決の一助になれば嬉しいです。

一緒に頑張りましょう。

きっと、解決への道は開けますから。