
新しい車が欲しいけど、リースにしようか購入にしようか迷っていませんか?
実は、どちらが得かは個人の利用パターンで大きく変わります。
月々の支払い、走行距離、メンテナンスの手間など、複数の要因を比較することで、あなたにとって最適な選択肢が見えてきます。
この記事では、リースと購入の違いを徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
読み終わる頃には、自分にとって本当に得な選択肢が判断できるようになりますよ。
結論:ライフスタイルで最適な選択肢は変わる

リースと購入のどちらが得かは、あなたの生活スタイルや利用条件によって異なります。
単純に月額料金の安さだけでは判断できません。
一般的には、以下のような特徴があります。
- カーリースが向いている人:定期的に新車に乗り換えたい、毎月の支払いを一定にしたい、メンテナンスの手間を減らしたい
- 購入が向いている人:走行距離が多い、長期間同じ車に乗りたい、カスタマイズしたい、完全に自分のものにしたい
それぞれの選択肢には明確なメリットとデメリットがあり、自分の優先順位を整理することが成功のカギになります。
なぜリースと購入で得損が変わるのか
1. 初期費用と月々の支払い構造の違い
まず最初に大きな違いが現れるのが、初期段階の費用負担です。
カーリースは頭金0円で月々定額というシンプルな仕組みになっています。
月額料金に登録料、各種税金、自賠責保険、車検基本料が含まれるため、毎月の支払いが明確かつ管理しやすいというメリットがあります。
一方、車を購入する場合は異なります。
- 頭金が必要(数十万円~数百万円)
- ローンの月々の支払い
- 毎年の自動車税
- 2年ごとの車検費用
- メンテナンス費用(エンジンオイル交換など)
- 保険料(任意保険)
購入の場合、これらの費用が月々に分散するため、実際の総費用がわかりにくくなってしまいます。
2. 月額料金の水準と契約期間の関係
カーリースの月額料金は、契約期間が長いほど安くなるという傾向があります。
カーリースの月額料金例(参考)
- 軽自動車(ミライース):約14,000円~
- コンパクトカー(トヨタ ヤリス):約16,000~27,500円
短期カーリースの場合は初期費用がかかるため初月の支払いが多くなりますが、2ヶ月目以降は月額料金だけで利用できるのでお得になります。
同じ車種でも、複数のリースサービスを比較すると月額で1万円以上の差が出るケースもあるため、サービス選定が非常に重要です。
購入の場合、月々のローン返済額は固定ですが、税金やメンテナンス費用は年々変わる可能性があります。
3. 走行距離制限という大きな制約
カーリースの利用者が最も悩む問題が、走行距離の制限です。
多くのカーリースサービスでは以下のような制限が設定されています。
一般的なカーリースの走行距離制限
- 3年契約:3年間で36,000km(月1,500km)
- 走行距離超過時:1km当たり10~20円の追加費用が発生
しかし、すべてのリースが制限的というわけではありません。
- 9年契約や7年以上の長期契約では制限がない場合もある
- 中古車リースでは走行距離制限がない場合も存在する
- 一部のサービスでは走行距離制限を緩くするオプションを用意している
一方、購入であればこのような制限は一切ありません。
毎日長距離を走る仕事をしている人や、頻繁に遠出をする人にとっては、この制限が大きな足かせになる可能性があります。
4. メンテナンス負担の大きな違い
車を保有する上で避けられないのが、メンテナンスの手間と費用です。
カーリースではどうなるかというと、多くのプランにメンテナンスが含まれます。
- 定期的なエンジンオイル交換
- 車検基本料
- 各種消耗品の交換(ワイパーなど)
- 故障時の修理(通常の使用範囲内)
つまり、毎月の定額料金に多くのメンテナンスが含まれているのです。
メンテナンスプランによって内容は異なりますが、突然の修理費用に悩まされることはほぼありません。
一方、購入した場合はどうでしょう。
- 車検は2年ごとに自分で手配(費用は5万~15万円程度)
- 定期メンテナンスも自分で計画・実施
- エンジンの故障やトランスミッションの不具合など、思わぬ修理費が発生することも
- 特に購入から7年目以降は故障リスクが高まる傾向
購入の場合、メンテナンスの手間も費用も自分で管理する必要があります。
5. 契約満了時の扱いの違い
カーリースは基本的に、契約終了時に車を返却します。
車の所有権はリース会社にあるため、走行距離や傷についての厳しいチェックが入ることもあります。
ただし、サービスによっては新しい選択肢も増えてきました。
- 一部のサービスでは契約満了時に車がもらえるプランを用意している
- 返却時の傷や消耗品の状態についても、プランによって異なる
- 新しいリース車に乗り換える際の手続きは比較的スムーズ
一方、購入の場合は車は完全に自分の資産です。
- 契約期間という概念がない(ローンが終わるまでは金融機関が担保に)
- 何年乗り続けようと自由
- 売却も修理も改造も自分で判断できる
- 古い車になっても使い続けることができる
長期的に同じ車を愛用したい人にとっては、購入の方が自由度が高いという利点があります。
具体例:リースと購入を比較してみよう
例1. 毎年新しい車に乗りたい会社員Aさんの場合
Aさんのプロフィール
- 年間走行距離:15,000km(月1,250km)
- ライフスタイル:毎年新しい車に乗り換えたい
- 車種:コンパクトカー(トヨタ ヤリス)
- 優先順位:月々の支払いを一定にしたい、メンテナンスの手間を減らしたい
リース選択のシナリオ
月額24,000円の3年契約で契約
- 月々の支払い:24,000円(税金・保険・車検・メンテナンス込み)
- 3年間の総支払額:864,000円
- 初期費用:0円
- 3年後:新しい車に乗り換え
購入選択のシナリオ
車両価格180万円、7年ローン
- 月々のローン返済:約26,000円
- 毎年の自動車税:約34,500円(月2,875円)
- 車検費用(2年ごと):約10万円(月4,167円)
- メンテナンス・保険・ガソリン代など:月8,000円程度
- 月々の総額:約41,000円
- 3年間の総支払額:約1,476,000円
Aさんにとっての結論
リース一択が得です。
3年間で60万円以上の差が出ます。
さらに、毎年新しい車に乗り換えられるというAさんの希望にもぴったり合っています。
例2. 長距離を走る営業職Bさんの場合
Bさんのプロフィール
- 年間走行距離:45,000km(月3,750km)
- ライフスタイル:営業での移動が多い
- 車種:セダン(トヨタ カムリ)
- 優先順位:走行距離制限なし、長く乗りたい
リース選択のシナリオ
月額走行距離が制限されるため問題発生
- 通常のリース月額:30,000円(月1,500km制限)
- 月3,750km走る場合、毎月2,250km超過
- 超過料金:1km × 15円 × 2,250km × 36ヶ月 = 1,215,000円
- 3年間の総支払額:1,080,000円 + 1,215,000円 = 2,295,000円
購入選択のシナリオ
車両価格270万円、5年ローン
- 月々のローン返済:約52,000円
- 毎年の自動車税:約39,500円(月3,292円)
- 車検費用(2年ごと):約12万円(月5,000円)
- メンテナンス・保険:月7,000円程度
- 月々の総額:約67,300円
- 3年間の総支払額:約2,423,000円
Bさんにとっての結論
購入の方が得です。
実は金額的にはほぼ同じですが、購入であれば5年乗り続けることができます。
3年目以降も乗り続ければ、購入の方が圧倒的に得になります。
例3. 節約志向で長く乗りたい主婦Cさんの場合
Cさんのプロフィール
- 年間走行距離:12,000km(月1,000km)
- ライフスタイル:子どもの送迎や買い物での利用
- 車種:軽自動車(ダイハツ ムーブ)
- 優先順位:長く乗りたい、総費用を抑えたい
リース選択のシナリオ
月額16,500円の5年契約で契約
- 月々の支払い:16,500円(税金・保険・車検・メンテナンス込み)
- 5年間の総支払額:990,000円
- 5年後:車を返却、新しくリース開始する場合さらに費用増加
- 10年間で約200万円以上必要
購入選択のシナリオ
車両価格100万円、現金購入
- 初期費用:100万円
- 毎年の自動車税:約7,200円(月600円)
- 車検費用(2年ごと):約5万円(月2,083円)
- メンテナンス・保険:月4,000円程度
- 月々の総額:約6,700円
- 10年間の総支払額:100万円 + 80万円 = 180万円
Cさんにとっての結論
購入が得です。
特に10年単位で見ると、購入の方が20万円以上お得になります。
Cさんのように走行距離が少なく、長く乗り続けたい人にとっては、購入が最適な選択肢です。
まとめ:リースと購入の選択基準を整理しましょう
リースと購入のどちらが得かは、以下のポイントで判断しましょう。
カーリースを選ぶべき人
- 月々の支払いを固定にしたい:税金や車検費用の変動がないため家計管理が楽
- 毎年新しい車に乗りたい:常に最新の車を使える充実感がある
- メンテナンスの手間を減らしたい:ディーラーに任せるだけで対応してくれる
- 走行距離が月1,500km以下:走行距離制限の心配がない
- 初期費用を用意できない:頭金0円で始められる
車を購入すべき人
- 月々の走行距離が多い:制限なく走行できる自由度がある
- 長期間同じ車に乗り続けたい:5年以上乗るなら購入が得
- 車をカスタマイズしたい:自分好みに改造できる
- 完全に自分のものにしたい:資産として保有できる満足感
- 総費用を最小化したい:年間走行距離が少ないなら購入が得
何より大切なのは、自分のライフスタイルと優先順位を正確に把握することです。
月々いくら払いたいのか、どのくらい走行するのか、メンテナンスの手間をどう考えるのか、これらを整理した上で判断してください。
同じ人でも、人生のステージが変わるとニーズは変わります。
今のあなたにとって最適な選択肢を、この記事の比較を参考に見つけてくださいね。
背中を押す:まずは自分の状況を数字で整理してみよう
記事を読んでいても、実際に自分の状況に当てはめるのは難しいかもしれません。
でも、決断する時が来たのです。
今日からでもいいので、以下のことを計算してみてください。
- 毎月平均何km走るのか
- 今後何年乗り続けたいのか
- 月々いくらなら無理なく払えるのか
- メンテナンスの手間はどこまで許容できるのか
これらが決まれば、自ずと答えが見えてきます。
複数のリース会社から見積もりを取って、購入の場合の月々の支払いシミュレーションもしてみましょう。
あなたにとって本当に得な選択肢は、単なる金額だけでなく、人生の満足度で判断すべきなのです。
メンテナンスの手間がないことの価値、常に新しい車に乗る喜び、完全に自分のものにする満足感──これらはお金では測れません。
ぜひ、これからの車ライフを充実したものにするために、今この瞬間に最適な選択をしてくださいね。
あなたの判断を応援しています。