収入保障保険はやめたほうがいい?本当に解約すべき?【知恵袋】

収入保障保険はやめたほうがいい?本当に解約すべき?【知恵袋】

「収入保障保険のことをネットで検索してみたら、やめたほうがいいという意見を見つけた」
「本当に解約してしまっても大丈夫なのかな...」
こんな不安を感じていませんか?
この記事では、統計データと実際の保険の役割を徹底検証し、あなたの家計状況に合った最適な判断ができるようにサポートします。
無理な解約で後悔しないために、ぜひ最後までお読みください。

収入保障保険を解約すべきか否かの結論

収入保障保険を解約すべきか否かの結論

収入保障保険は、無条件にやめたほうがいいわけではありません。
統計データから判断すると、日本の多くの世帯では依然として死亡保障が必要とされており、むしろ保障の不足を感じている世帯が52.5%に上ります
解約すべきかどうかは、あなたの家族構成・収入・公的保障の状況・貯蓄額によって大きく異なるのです。

「やめたほうがいい」という意見は、限定的なケースに基づいているか、個人の経験則にすぎません。
この記事では、その真相を明らかにし、あなたが正しい判断をするための情報をお伝えします。

なぜ「収入保障保険はやめたほうがいい」という声が存在するのか

家計負担への懸念

収入保障保険をやめたほうがいいという主張の背景には、毎月の保険料の負担があります。
統計によると、生命保険全体で世帯年間払込保険料は37.1万円という高水準です。
これはかなりの負担に感じられ、「こんなにたくさん払う必要があるのか?」という疑問につながってしまいます。

公的保障への誤解

遺族年金の存在を理由とした主張

「国や会社からの遺族年金があるから、民間保険は不要」という意見も聞かれます。
確かに、被保険者が死亡した場合、遺族は遺族基礎年金や遺族厚生年金を受け取ることができます。
しかし、これだけでは家族の生活水準を十分に維持できないというのが現実です。

公的保障の給付額の実態

遺族基礎年金は、子どものいる配偶者に対して年間約80万円(2024年度)が支給されます。
一方、病気で死亡した場合の平均死亡保障額を見ると、男性で約1,373万円、女性で約647万円という水準です。
この差は、公的保障では賄えない生活費があることを示しています。

解約推奨派の主張が統計的に証明されていない理由

「やめたほうがいい」という主張にもかかわらず、実際のデータを見ると、むしろ保険の加入は継続・増加傾向にあります。

  • 2023年度の個人保険保有契約数:1億9,494万件(前年比+0.2%増加)
  • 生命保険加入率:89.2%(2人以上世帯)
  • 収入保険料:37.5兆円(前年比+8.8%増加)

保険市場が拡大しているということは、多くの人々が依然として保障の必要性を感じていることの証拠です。
解約を推奨する明確な統計的根拠は、確認されていないのが現状なのです。

なぜ保障不足感が残るのか

統計によると、死亡保障を含む私的準備について「充足感がある」と答えた人は36.0%にすぎません
反対に52.5%の世帯が「不足している」と感じています。
つまり、多くの人々は保障が足りないと感じており、「やめたほうがいい」どころかむしろ保障を増やしたいというのが実態なのです。

収入保障保険の実際の役割と必要性

家族の生活を守る仕組み

収入保障保険は、被保険者(主に一家の稼ぎ手)が死亡した場合、残された家族の生活費を定期的に補償する保険です。
具体的には、年金形式で毎月一定額が支給され、家族の生活水準を保つために役立ちます。

収入保障保険が特に重要な理由

終身保険や定期保険と異なり、収入保障保険は被保険者の年齢が上がるにつれて保障額が減少します。
これは、子どもの成長に伴って必要な保障額が減少していくという現実を反映した、合理的な保険設計なのです。

世帯における死亡保障の現状

統計から見えてくる世帯の保障状況は以下の通りです:

  • 世帯加入件数:平均3.9件(民間保険3.2件)
  • 普通死亡保険金額:世帯平均2,027万円
  • 世帯主単独の普通死亡保険金額:1,386万円

これらの数字が示すように、多くの世帯が複数の保険に加入し、総合的な保障を構築していることがわかります。
収入保障保険は、その保障ネットワークの重要な一部を担っているのです。

支出可能額との関係

保険料が「高い」かどうかは、あなたの支出可能額によって判断すべきです。
統計によると、平均的な支出可能額(保険に充てられる予算)は年間31.8万円とされています。
あなたの現在の保険料がこれを大きく上回っているなら、見直しの対象となるでしょう。
しかし、この範囲内に収まっているなら、継続の価値があります。

具体例で理解する「やめるべき場合」と「続けるべき場合」

【具体例1】やめてもいい場合:充実した貯蓄がある独身者

ケースの設定

A氏:40歳、独身、年収500万円、貯蓄1,000万円
現在、収入保障保険に月5,000円で加入しているとします。

判断根拠

  • 独身のため、死亡時に経済的に依存している家族がいない
  • 貯蓄が充分にあり、急な事態にも対応可能
  • 月5,000円の保険料は、貯蓄を増やすことに充てた方が効率的

結論

このケースでは、解約を検討する合理的な理由があると言えます。
ただし、親が高齢で扶養の可能性がある場合や、借金がある場合は再検討が必要です。

【具体例2】続けるべき場合:子どもがいる家庭の世帯主

ケースの設定

B氏:35歳、既婚、子ども2人(8歳、5歳)、年収600万円、貯蓄200万円
月の保険料は、終身保険5,000円、定期保険3,000円、収入保障保険4,000円の計12,000円です。

判断根拠

  • 世帯主が亡くなると、家族の生活費が大きく減少する
  • 子ども2人の教育費が今後20年以上必要
  • 貯蓄が少なく、生活費のギャップを埋める準備がない
  • 配偶者が働いても現在の生活水準を維持できない可能性

結論

このケースでは、むしろ保障が足りない可能性があると言えます。
「やめたほうがいい」どころか、不足している保障がないか見直すべき状況なのです。
月12,000円の保険料は、年間144,000円ですが、家族の生活を守るために必要な投資と考えられます。

【具体例3】見直しが必要な場合:子どもが独立した夫婦

ケースの設定

C氏夫婦:55歳、60歳、子ども2人とも独立、年収合計1,000万円、貯蓄1,500万円
世帯主が加入している保険:終身保険10,000円、収入保障保険3,000円の計13,000円です。

判断根拠

  • 子どもが独立し、養う家族が配偶者のみ
  • 配偶者の年金受給開始まであと数年
  • 貯蓄が充分にあり、基本的な生活費は賄える可能性
  • 配偶者がまだ働いている場合、必要な保障額は減少

結論

このケースでは、部分的な見直しが現実的です。
収入保障保険を解約して、配偶者の年金受給開始までの生活費を定期保険で賄うなど、より効率的な設計に変更することができます。
「完全にやめる」のではなく、「最適な保障に見直す」というアプローチが適切なのです。

どうしても迷ったときの判断基準

保険継続の意思決定に必要な3つのポイント

1. 家族構成と経済的責任を確認する

あなたの死亡時に、経済的に依存している人がいるでしょうか?
配偶者や子ども、親などの存在が、保険の必要性を大きく左右します。

2. 貯蓄と現在の保障額を計算する

現在の貯蓄で、家族が何年間の生活費を賄えるかを計算してください。
万が一の際に、その期間で家族が再出発(配偶者が仕事を見つけるなど)できるだけの期間か、判断しましょう。

3. 公的保障(遺族年金)の受給額を調べる

勤務先の年金事務所やサイトで、あなたの死亡時に家族が受け取れる遺族年金額を確認します。
その額が必要な生活費をカバーしているかどうかが、重要な判断基準となります。

ファイナンシャルプランナーへの相談がおすすめです
複雑な判断が必要な場合は、無料相談窓口を活用して、プロに家計診断をしてもらうことをお勧めします。
あなたの個別の事情に基づいた、最適な保障設計が可能になります。

解約前に必ず検討すべき落とし穴

健康状態の変化による再加入の困難さ

今、収入保障保険を解約できても、後々になって再び加入しようとしたとき、健康状態が悪化していて加入できないリスクがあります。
保険は若く健康なときほど、安い保険料で加入できます。
「後で必要になったら入ればいい」という判断は、非常に危険なのです。

保険料の上昇

仮に後年に同様の保険に加入しようとした場合、年齢が上がっているため保険料は大幅に上昇します。
10年後に同じ保障を求めようとすれば、解約前の保険料の1.5倍~2倍になることも珍しくありません。

重要:一度解約すると元に戻すのが難しい
保険の解約は、軽い気持ちで判断してはいけません。
「やめたほうがいい」という一般論に流されるのではなく、あなたの個別の事情に基づいた判断が必須です。

保険を見直すなら「解約」ではなく「最適化」という考え方

保障の棚卸しをする

多くの人が複数の保険に加入しており、不要な重複保障がないか確認することが重要です。
例えば、以下のような重複がないか、見直してみましょう:

  • 終身保険と定期保険で同じ期間の保障が重複していないか
  • 複数の保険で同じリスクに対して重複加入していないか
  • 現在のライフステージに合わない保障がないか

保障額の最適化

現在の保障額が本当に必要な額か、再計算してみてください。
家族の生活費、子どもの教育費、住宅ローンなどを合算し、公的保障(遺族年金)を差し引いた額が、必要な民間保険の保障額です。

保険料の削減ではなく効率化

「保険料を減らしたい」という気持ちは理解できます。
しかし、その際は削減ではなく、必要な保障を維持しながら保険料を効率化するという視点が大切です。
古い保険から新しい保険への乗り換えなど、より低い保険料で同等の保障を得られる方法もあります。

まとめ:収入保障保険は「無条件にやめてはいけない」

「収入保障保険はやめたほうがいい」という一般論は、根拠に乏しいものです。
統計データから見ると、日本では89.2%の世帯が生命保険に加入しており、多くの人々が依然として保障の必要性を感じています。

むしろ52.5%の世帯が保障不足を感じているというのが実態です。

解約すべきかどうかは、以下のような個別の事情によって判断されるべきです:

  • 家族構成(独身か、既婚か、子どもがいるか)
  • 貯蓄額(万が一のときに家族が何年持ちこたえられるか)
  • 公的保障(遺族年金でどの程度の生活が可能か)
  • 支出可能額(年間31.8万円という平均的な予算内か)

これらの要素を総合的に判断することで、あなたにとって本当に必要な保障が見えてきます。

また、一度解約してしまうと、後年の再加入は困難になる可能性があることも念頭に置いてください。
年齢が上がれば、保険料も大幅に上昇します。

重要なのは、「完全に解約する」のではなく、「本当に必要な保障に最適化する」という考え方なのです。

今からあなたが取るべき行動

「収入保障保険はやめたほうがいい」という話に不安を感じていたあなたは、すでに正しい判断をする準備ができています。
なぜなら、深く考え、判断しようとしているからです。

ここからの行動としてお勧めするのは、焦らず、まずは現状を把握することです。

  • 今、加入している保険の内容をもう一度確認してください
  • 家族が経済的に依存していないか、改めて考えてみてください
  • 現在の貯蓄で、家族は何年生活できるか計算してみてください

これらの情報が揃ったなら、保険の専門家やファイナンシャルプランナーに相談することをお勧めします。
無料相談窓口も多く存在し、あなたの家計状況に基づいた最適な判断をサポートしてくれます。

インターネットの一般論に流されるのではなく、あなたの人生、あなたの家族のために、最適な保障設計を実現することが大切なのです。

焦って解約するのではなく、十分に検討した上で判断してください。
その過程で、あなたと家族の人生が、より安心で豊かなものになることを願っています。

キーワード: 収入保障保険は やめた ほうが いい