生理が きた のに体温 上がる?その原因と対処法【知恵袋】

生理が きた のに体温 上がる?その原因と対処法【知恵袋】

生理がきたのに体温が下がらず、むしろ高いままになっているという経験はありませんか?
通常は生理が始まると体温は低下するはずですが、このような状況が起こるのは珍しくありません。
この記事では、その理由と考えられる原因、そして受診の目安についてわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、不安な体の変化に対する正しい知識を得られ、必要な対応を判断できるようになります。

生理が来たのに体温が上がるのは珍しくない現象です

生理が来たのに体温が上がるのは珍しくない現象です

結論から申し上げると、生理が来たのに体温が上がる(下がらない)現象は、医学的に十分あり得ることです。
これは決して異常ではなく、いくつかの医学的な理由が存在します。

通常、基礎体温は月経周期に伴って変化します。
排卵後は黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で体温が上昇し、妊娠しなければ生理前から低下して生理開始とともに低温期に戻るのが一般的です。
しかし、ホルモンバランスの乱れや排卵のズレなど様々な要因により、この流れが変わることがあります。

大切なのは、体の変化に気づき、その原因を理解し、必要に応じて医療機関に相談することです。
多くの場合は心配ないものですが、場合によっては注意が必要なこともあります。

なぜ生理が来たのに体温が上がるのか?

女性の基礎体温が変わるメカニズム

女性の体温変化は、月経周期に伴うホルモンの変動と密接に関連しています。
正しいメカニズムを理解することが、この現象を理解する第一歩です。

通常の月経周期と体温の関係

月経周期は、通常以下のように進みます。

  • 卵胞期(低温期):月経から排卵までの期間で、体温は約36.3℃から36.5℃で推移します
  • 排卵:卵胞ホルモン(エストロゲン)がピークに達し、その直後に排卵が起こります
  • 黄体期(高温期):排卵後、黄体ホルモン(プロゲステロン)が増加し、基礎体温は約0.3℃~0.6℃上昇して約36.8℃~37.0℃で推移します
  • 月経期:妊娠しなければ黄体ホルモンが減少し、体温は再び低温期に戻ります

このように、黄体ホルモンが体温を上げる主な要因となっています。

排卵日や高温期のズレが原因になることがあります

生理が来たのに体温が上がったままでいる、最も一般的な理由は、排卵日が予想より遅れていることです。

排卵のズレが起こる理由

月経周期は個人差があり、また同じ女性でも毎回異なります。
以下のような要因で排卵日がズレることがあります。

  • ストレスや疲労
  • 急激な体重変動
  • 睡眠不足
  • 激しい運動や生活環境の変化
  • 気候の変動

例えば、あなたが「月経予定日」だと思う日に出血があっても、実際にはまだ高温期が続いている状態かもしれません。
この場合、カレンダー上の月経開始と体の状態にズレが生じるため、体温が下がらないのです。

ホルモンバランスの一時的な乱れ

ストレスや疲労が蓄積すると、脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)のバランスが乱れることがあります。
これにより、通常通りにホルモンが低下しない場合があり、月経中でも体温が高めに維持されることがあるのです。

妊娠初期の可能性も考慮する必要があります

高温期が16日以上続いている場合は、妊娠の可能性を検討する必要があります

妊娠が成立した場合の体温変化

妊娠が成立すると、黄体ホルモンの分泌が継続されるため、高温期が続きます。
この場合、生理がこないのが通常ですが、中には妊娠初期に少量の出血(着床出血)が起こることがあるため、これを生理と勘違いする人も少なくありません。

着床出血と月経の違い

着床出血は通常の月経とは異なります。

  • 量が少ない(おりものに血が混じった程度)
  • 期間が短い(1~3日程度)
  • 色は薄い(ピンク色や茶色)
  • その後も高温期が続く

もし「いつもより出血が少ない」「高温期が続いている」という場合は、妊娠検査薬での検査と婦人科受診を検討してください。

感染症やPMS症状との区別も重要です

月経中の発熱は、単純にホルモン変化だけが原因ではないこともあります。

PMS(月経前症候群)との関係

PMS期(黄体期)には、プロゲステロンの影響で約0.5℃の体温上昇が見られることがあり、36.7℃~37.0℃の微熱感は珍しくないです。
これ自体は正常な現象ですが、問題は37.5℃以上の発熱を伴う場合です。

医学的注意が必要な発熱

以下の症状を伴う場合は、単なるホルモン変化ではなく、何らかの病気の可能性があります。

  • 37.5℃以上の高熱
  • 寒気や悪寒
  • 強い倦怠感
  • 関節痛や筋肉痛
  • 頭痛
  • 咳や喉の痛み

このような場合は、風邪やインフルエンザ、COVID-19などの感染症を疑い、内科への受診も検討してください。

子宮や卵巣の炎症も可能性として考えられます

月経に伴う発熱が全て正常とは限りません。
以下のような症状があれば、炎症性疾患の可能性があります。

骨盤内炎症性疾患の兆候

  • 月経時に強い下腹部痛がある
  • 片側の腰痛や下腹部痛
  • 悪臭のあるおりもの
  • 発熱を伴う

これらの症状がある場合は、速やかに婦人科を受診してください

生理が来たのに体温が上がる具体的なケースと対処法

ケース1:排卵のズレにより高温期が長く続いている場合

これが最も多いケースです。
この場合、あなたが「月経がきた」と思っているのは、実は高温期がまだ続いている状態かもしれません。

このケースの特徴

  • 基礎体温が36.8℃~37.0℃で推移している
  • 月経の出血量や期間がいつもと似ている
  • 強い全身症状がない
  • 毎周期似たパターンで高温が続く

対処方法

この場合は、基礎体温表をつけることが最も有効です。
毎日朝目が覚めてすぐに、同じ条件で測定してグラフ化することで、あなたの月経周期のパターンが明らかになります。

基礎体温測定のコツ

  • 毎日同じ時刻に測定する(できれば朝5時~7時)
  • 寝ている間に測定する(動く前に)
  • 婦人科用の基礎体温計を使う(精度が高い)
  • 最低3ヶ月は継続して記録する

基礎体温表ができたら、次の婦人科受診時に医師に見てもらい、あなたの月経周期の特性について相談してください。
排卵の時期がわかることで、不安も軽減されます。

ケース2:妊娠初期の可能性がある場合

高温期が16日以上続いている、または生理のような出血の後も高温期が続いている場合は、妊娠初期の可能性があります。

このケースの特徴

  • 高温期が14日以上続いている
  • 出血量がいつもより少ない
  • 出血期間が短い
  • その後も高温が続いている
  • つわりなど他の妊娠初期症状がある

すべき対応

この場合は、市販の妊娠検査薬を使用することをお勧めします
最後の性交から3週間以上経っていれば、市販の妊娠検査薬はかなり高い精度で判定できます。

妊娠検査薬の使い方

  • 月経予定日の1週間後から検査可能
  • 朝の最初の尿が最も精度が高い
  • 陽性反応が出たら、必ず婦人科受診
  • 陰性でも症状が続く場合は再検査または受診

陽性反応が出た場合は、妊娠を確認するためにも、陰性でも高温期が続いている場合も、婦人科受診が必須です。

ケース3:37.5℃以上の発熱を伴う場合

この場合は、ホルモン変化だけでは説明できない状態です。

このケースの特徴

  • 37.5℃以上の高熱がある
  • 寒気や悪寒がある
  • 強い全身倦怠感がある
  • 関節痛や筋肉痛がある
  • 咳や喉の痛みなどの呼吸器症状

すべき対応

この場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください
症状から判断して、以下のいずれかを選択します。

  • 呼吸器症状や全身症状がメインの場合:内科
  • 下腹部痛や異常なおりものを伴う場合:婦人科
  • 判断が難しい場合:かかりつけの医師に相談し、紹介を受ける

発熱を伴う場合は、感染症の可能性もあるため、早期対応が重要です。

ケース4:月経異常と高温が組み合わさっている場合

月経周期が大きく乱れていて、かつ体温も上がったままという場合もあります。

このケースの特徴

  • 月経周期が21日未満または40日以上
  • 出血がだらだら続く(茶色っぽい出血)
  • 高温期が異常に長い
  • 月経の出血量が極端に多いまたは少ない

すべき対応

この場合は、ホルモンバランスが大きく乱れている可能性が高いため、婦人科受診をお勧めします。
医師は血液検査でホルモン値を測定し、あなたの状態に合った対応を提案できます。

これは多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や黄体機能不全など、治療が必要な状態の可能性もあります。

受診すべき目安をまとめました

以下に当てはまる場合は、早めに医療機関を受診してください。

  • 37.5℃以上の発熱があり、寒気や強い倦怠感を伴う
  • 生理だと思った出血がいつもより極端に少ないか、茶色っぽい出血がだらだら続く
  • 月経周期が大きく乱れている(21日未満や40日以上)
  • 強い下腹部痛、片側の腰痛、悪臭のあるおりもの、排尿時の痛みがある
  • 高温期が16日以上続いている
  • 出血後も体温が下がらずに高温が続く

一方、以下のような場合は、様子を見守りながら基礎体温記録を続けることもできます。

様子を見ても大丈夫な場合

  • 体温が37.0℃前後までで、数日内に下がってくる
  • 強い頭痛や呼吸困難などの症状がない
  • 毎周期似たパターンで月経期に少し高めになるのが続いている
  • 強い出血の異常がない

自分でできる対策と確認ポイント

基礎体温を測定・記録する

最も有効な自己管理方法は、基礎体温の記録です。
これにより、あなたの月経周期のパターンが見え、医師への相談もより具体的になります。

月経に関連する情報をメモする

医師に相談するときに役立つ情報として、以下をメモしておくと良いでしょう。

  • 月経開始日と終了日
  • 出血量(少ない/普通/多い)
  • 出血の色(鮮やか/暗い/茶色)
  • 腹痛の程度と場所
  • おりものの性状
  • 全身症状(倦怠感、関節痛、咳、喉の痛みなど)

妊娠の可能性を確認する

高温期が長い場合は、妊娠の可能性を確認することが重要です。
月経予定日から1週間後に市販の妊娠検査薬を使用してみてください。

月経周期と体温の正常なパターンを理解することが大切です

生理が来たのに体温が上がる現象は、多くの場合は排卵のズレやホルモンバランスの一時的な乱れが原因です。
これは珍しいことではなく、健康な女性でも経験することはあります。

しかし、その背景には妊娠初期や感染症など、医学的注意が必要な状態も隠れている可能性があります。
大切なのは、自分の体の変化に気づき、その原因を理解し、必要に応じて医療機関に相談することです。

基礎体温の記録は、あなたの体の状態を理解する強力なツールになります。
毎周期の高温期の長さ、出血の量や色、それに伴う症状のパターンを知ることで、いつもと異なる状態に気づくことができます。

月経周期は個人差が大きく、同じ人でも毎回異なります。
自分の「普通」を知ることが、異常を判断する最初のステップとなるのです。

まとめ:生理が来たのに体温が上がる現象への対応

生理が来たのに体温が上がるというお悩みに対して、以下がまとめです。

  • 通常の現象です:排卵のズレやホルモンバランスの乱れにより、生理中でも体温が高いままになることはよくあります
  • 原因は複数あります:ストレス、疲労、妊娠、感染症など、様々な要因が考えられます
  • 基礎体温記録が重要です:毎日の測定記録により、あなたのパターンが分かり、医師の診断も正確になります
  • 受診の目安があります:高熱、異常な出血パターン、強い症状などがあれば、医療機関への相談をお勧めします
  • 自己管理で対応できることもあります:様子を見て記録を続けることで、無用な不安を軽減できることもあります

あなたの体の声を聞き、必要な情報を記録することで、より良い健康管理が実現できるのです。

あなたの不安は解決できます

月経に関する体の変化は、多くの女性が経験する悩みです。
生理が来たのに体温が上がるというお悩みも、その原因を理解すれば、どう対応すべきかが明確になります

この記事で紹介した基礎体温の測定方法や、受診の目安を参考に、今日から自分の体の観察を始めてみてください。
記録をつけることで、あなたの月経周期のパターンが徐々に見えてきます。

37.5℃以上の高熱や、強い症状がない場合は、焦らず様子を見守りながら情報を集めることをお勧めします。
しかし、不安な場合や気になる症状がある場合は、遠慮なく医療機関に相談してください。
あなたの健康と安心のために、医師は常にサポートする準備ができています。

今すぐ基礎体温計を用意して、明日の朝から測定を始めてみませんか?
その一歩が、あなたの健康管理の大きな進歩につながるはずです。

キーワード: 生理が きた のに体温 上がる