
高校生になってから生理が2ヶ月来なくて不安になっている方は少なくありません。
「何か病気なのかな?」「このまま放っておいても大丈夫?」「親にも相談しづらいし、どうしたらいいんだろう」と悩んでいる高校生の皆さんに向けて、生理が2ヶ月来ない原因や対処法について詳しく解説します。
この記事を読めば、なぜ生理が止まってしまうのかの理由が分かり、適切な対処法や受診のタイミングが理解できるようになります。
一人で悩まず、正しい知識を身につけて安心できる毎日を取り戻しましょう。
生理が2ヶ月来ない高校生は続発性無月経の可能性が高い

高校生で生理が2ヶ月来ない場合、続発性無月経という状態である可能性が高いです。
続発性無月経とは、一度生理が来ていたのに3ヶ月以上止まっている状態のことを指します。
高校生を含む10代でよく見られる現象で、主な原因はストレス、ホルモンバランスの乱れ、過度なダイエットや運動、体重変化などが挙げられます。
多くの場合、生活習慣の改善により自然に回復することがありますが、2〜3ヶ月続く場合は婦人科での相談をおすすめします。
高校生の生理が2ヶ月止まる主な原因
ストレスによるホルモン分泌の抑制
高校生で最も多い原因がストレスによる生理の停止です。
受験勉強、部活動、友人関係、家庭環境など、高校生は様々なストレスにさらされています。
強いストレスを感じると、脳の視床下部という部分がホルモンの分泌を抑制してしまい、機能性視床下部性無月経という状態になることがあります。
睡眠不足や不規則な生活リズムも、ストレスの一種として生理に影響を与えるのです。
思春期特有のホルモンバランスの未熟さ
12歳から高校生頃までの思春期は、性ホルモンの分泌がまだ不安定な時期です。
大人の女性のように規則正しい生理周期が確立されていないため、時々生理が遅れたり止まったりすることは珍しくありません。
特に初経から数年以内は、ホルモンバランスが整うまでの調整期間と考えられています。
自然に改善することが多いですが、2ヶ月以上続く場合は注意が必要です。
急激な体重変化やダイエット
高校生の時期は体型を気にして無理なダイエットをしがちです。
急激な体重減少や栄養不足は、女性ホルモンの生成に必要なエネルギーや栄養素が不足し、生理が止まってしまう原因となります。
逆に急激な体重増加や肥満も、ホルモンバランスを崩して月経異常を引き起こすことがあります。
適正体重の維持とバランスの取れた食事が重要です。
過度な運動による身体への負担
部活動などで激しいスポーツを続けている高校生にも、生理の停止がよく見られます。
過度な運動は身体にとって大きなストレスとなり、エネルギーを生命維持に優先的に使うため、生殖機能が後回しになってしまいます。
アスリートに多く見られる「三主徴」(月経異常、摂食障害、骨粗鬆症)の一つとしても知られています。
適度な運動は健康に良いですが、過度な運動は生理に悪影響を与える可能性があります。
高校生の生理停止の具体的なケーススタディ
受験ストレスで生理が止まったAさん(高校3年生)
Aさんは高校3年生になってから、大学受験のプレッシャーで慢性的なストレス状態が続いていました。
毎日深夜まで勉強し、睡眠時間は4〜5時間程度という生活を続けていたところ、生理が2ヶ月以上来なくなりました。
最初は「勉強に集中できるから良い」と考えていましたが、母親の勧めで婦人科を受診したところ、機能性視床下部性無月経と診断されました。
医師からストレス軽減と規則正しい生活を指導され、適度な休息を取るようになってから3ヶ月後に生理が再開しました。
急激なダイエットで生理が止まったBさん(高校2年生)
Bさんは体型にコンプレックスを感じ、高校2年生の夏休みから極端な食事制限を始めました。
3ヶ月で10kg以上の減量に成功しましたが、その頃から生理が来なくなってしまいました。
体重減少による栄養不足で、女性ホルモンの分泌が大幅に低下していたのです。
栄養士の指導のもとでバランスの良い食事を心がけ、適正体重まで戻したところ、半年後に生理が正常に戻りました。
激しい部活動で生理が不順になったCさん(高校1年生)
Cさんは陸上部に所属し、毎日ハードな練習を続けていました。
県大会出場を目指して練習量を増やした時期から、生理の周期が乱れ始め、ついには2ヶ月以上来なくなってしまいました。
スポーツ医学に詳しい医師を受診したところ、過度な運動による無月経と診断されました。
練習量を適度に調整し、十分な栄養補給と休息を取るようになってから、生理が徐々に正常に戻りました。
多嚢胞性卵巣症候群が原因だったDさん(高校3年生)
Dさんは生理が2ヶ月来ないだけでなく、体毛が濃くなったりニキビが増えたりという症状もありました。
婦人科で詳しい検査を受けたところ、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されました。
これは卵巣内に小さな嚢胞がたくさんでき、排卵が起こりにくくなる病気です。
適切な治療とホルモン療法により、生理周期が安定し、他の症状も改善しました。
生理が2ヶ月来ない時の対処法と受診タイミング
自宅でできる生活習慣の改善
生理が2ヶ月来ない場合、まずは生活習慣の見直しから始めましょう。
- 十分な睡眠時間(7〜8時間)を確保する
- バランスの取れた食事を規則正しく摂る
- 適度な運動を心がける
- ストレスを軽減する時間を作る
- 体重を適正範囲に保つ
特にストレス軽減と十分な休息は、ホルモンバランスを整えるために重要です。
趣味の時間を作ったり、友人との時間を大切にしたりして、リラックスできる環境を整えましょう。
婦人科受診を検討すべきタイミング
以下の場合は、早めに婦人科を受診することをおすすめします。
- 生理が2〜3ヶ月以上来ない
- 体調不良(貧血、疲労感など)を伴う
- 体重の急激な変化がある
- 他の症状(多毛、ニキビ悪化など)がある
- 妊娠の可能性がある
婦人科では血液検査や超音波検査により、ホルモン値の測定や卵巣の状態確認が行われます。
思春期の場合は自然経過観察も可能ですが、早期相談により適切な対処法を知ることができます。
検査で分かることと治療法
婦人科での検査では、以下のことが分かります。
- 女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の値
- 下垂体ホルモン(FSH、LH)の値
- プロラクチンや甲状腺ホルモンの値
- 卵巣の形や大きさ
- 子宮内膜の厚さ
原因が特定できれば、それに応じた治療が行われます。
ホルモン療法や生活指導により、多くの場合は改善が期待できます。
高校生の生理トラブルは適切な対処で改善できる
生理が2ヶ月来ない高校生の多くは、ストレスやホルモンバランスの乱れによる続発性無月経です。
思春期特有の現象である場合が多く、生活習慣の改善により自然に回復することが期待できます。
主な原因はストレス、急激な体重変化、過度な運動、ホルモンバランスの未熟さなどが挙げられます。
十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動、ストレス軽減を心がけることで、ホルモンバランスを整えることが可能です。
ただし、2〜3ヶ月以上続く場合や体調不良を伴う場合は、婦人科での相談をおすすめします。
早期の適切な対処により、健康的な生理周期を取り戻すことができるでしょう。
生理が来ないことで不安になる気持ちはよく分かります。
しかし、多くの場合は一時的なもので、適切な対処により改善が期待できます。
一人で悩まず、信頼できる大人や医療機関に相談することで、安心して過ごせる日常を取り戻しましょう。
あなたの健康と未来のために、今できることから始めてみてくださいね。