
プールや海で泳いだ後、お風呂に入った後に耳に水が入って、一晩経っても抜けないという経験はありませんか?
「耳がこもった感じがして気持ち悪い」「聞こえにくくて心配」「このままで大丈夫なの?」と不安になりますよね。
実は、耳に入った水は通常であれば自然に蒸発・排出されるものなのですが、一晩経っても抜けない場合は適切な対処法を知っておく必要があります。
この記事では、耳に水が入って一晩抜けない時の安全で効果的な対処法から、放置するリスク、そして耳鼻科を受診すべきタイミングまで詳しく解説しています。
正しい知識を身につけて、耳のトラブルから解放されましょう。
耳に水が入って一晩抜けない時の基本的な対処法

耳に水が入って一晩抜けない場合でも、まずは焦らずに安全な方法で水抜きを試してみましょう。
通常、耳に入った水は外耳道の体温によって20〜30分から半日程度で自然に蒸発・排出されるとされています。
一晩抜けない場合も、正常な耳であれば翌朝までに改善することが多いのですが、無理に綿棒などで刺激するのは危険です。
なぜ耳の水は一晩で抜けないことがあるのか
耳の構造と水が詰まるメカニズム
耳に水が入って抜けにくくなる理由を理解するためには、まず耳の構造を知っておく必要があります。
外耳道は S字のようにカーブしており、奥に向かって狭くなっています。
このため、水が入ると表面張力によって水滴が外耳道の壁に張り付き、なかなか出てこないことがあるのです。
一晩抜けない主な原因
耳の水が一晩経っても抜けない場合、以下のような原因が考えられます。
- 耳垢の詰まり:耳垢が水を吸って膨らみ、外耳道を塞いでしまう
- 外耳道の形状:個人差により水が抜けにくい形状になっている
- 耳管の機能異常:鼻と耳をつなぐ耳管の働きが悪い
- 炎症や腫れ:外耳道に軽い炎症があり、通りが悪くなっている
自然蒸発が期待できる時間
医学的には、耳に入った水は外耳道の体温(約37度)によって蒸発することが知られています。
20〜30分から半日程度で自然に蒸発・排出されることが多く、一晩経っても抜けない場合は何らかの原因があると考えられます。
ただし、完全に蒸発するまでには個人差があり、場合によっては数日かかることもあります。
安全で効果的な水抜き方法の具体例
頭を傾けて耳を下向きにする方法
最も基本的で安全な方法は、水が入った耳を下に向けて重力を利用することです。
具体的な手順は以下の通りです。
- 水が入った耳を下に向けて頭を傾ける
- 耳たぶを軽くつまんで、優しく上下に動かす
- そのまま数分間待つ
- 軽く頭を振って水の流れを促す
この方法は最も自然で安全な水抜き方法として多くの専門家が推奨しています。
横になって寝る方法
一晩抜けない水には、就寝時の姿勢を工夫することが効果的です。
水が入った耳を下にして横になり、そのまま数分から数時間過ごすことで、じわりと水が出てくることがあります。
就寝時にこの姿勢を取ることで、睡眠中に自然に水が抜けることが期待できます。
朝起きた時に症状が改善していることが多いため、一晩抜けない時に特におすすめの方法です。
動きを利用した水抜き方法
体を動かすことで水の流れを促進する方法も効果的です。
- 片足ケンケン:水が入った耳を下にして片足でケンケンする
- ゴロゴロ転がる:床やベッドの上で耳を下にしてゴロゴロと転がる
- 軽いジャンプ:水が入った耳を下に向けて軽くジャンプする
これらの動作は振動によって水の表面張力を破り、水を外に出しやすくします。
追加で少量の水を入れる方法
意外に思われるかもしれませんが、詰まった水を薄めて流しやすくするために、追加で少量の水を入れる方法もあります。
清潔なスポイトや点眼容器を使って、ぬるま湯を数滴耳に入れ、すぐに耳を下に向けて排出させます。
この方法は詰まった水の粘度を下げ、流れやすくする効果があるとされています。
温熱療法による蒸発促進
温めることで水の蒸発を促進する方法もあります。
- ドライヤーの弱風:30cm以上離して弱風を当てる(火傷注意)
- 温かいタオル:耳の周りに当てて温める
- ティッシュで吸い取る:丸めたティッシュを耳に軽く当てて水分を吸収
ティッシュを使う方法は安全で傷つけにくいため、特におすすめです。
まとめ:耳の水が一晩抜けない時の適切な対処
耳に水が入って一晩抜けない時は、まず焦らずに安全な方法で水抜きを試すことが大切です。
頭を傾けて耳を下向きにする方法や、横になって寝る方法など、重力を利用した自然な方法から始めましょう。
通常は20〜30分から半日程度で自然に蒸発・排出されるため、一晩経っても完全に抜けない場合でも、翌朝には改善していることが多いとされています。
ただし、2〜3日以上続く場合や、痛み・ガサガサ音・耳だれがある場合は、外耳炎や耳垢詰まりの可能性があるため、耳鼻科への受診を検討しましょう。
耳の健康を守るためにも、正しい知識を持って適切に対処することが重要です。
無理に綿棒で刺激したりせず、安全な方法で様子を見ながら、必要に応じて専門医に相談することで、安心して過ごすことができますね。
あなたの耳の不快感が一日も早く解消されることを願っています。